西の魔女が死んだ(新潮文庫)

西の魔女が死んだ(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

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西の魔女が死んだ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    梨木香歩さんの「ピスタチオ」を読んだのをきっかけに、10年前課題図書で読んだこの本を再読。

    最後、10年前もボロ泣きしたが、今回もしっかりボロ泣きした。大筋の展開覚えてたのに笑。

    人の考えも、幸せも、一面を見て決まるものではない。複合的に絡み合っているんだということを思い出させてくれる。

    「悪

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    祖母のご飯で育ったおばあちゃんっ子の自分には少し現実的過ぎるくらい主人公の気持ちが伝わってくる作品でした。初めて読んだ10年前からずっと大好きな本です。今でも時折祖母が死んでしまった時の事を考えて泣きそうになるんですけど後悔しないように会った時には何においても感謝を伝えるようにしています。

    ナイ 

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    昔、映画化された際にロケ地に行き
    生々しい現場にゾッとすると共にどこか懐かしくて安らぐ雰囲気を感じ取った記憶がある。

    10年ぶりの再読。
    中学生当時は分からなかった、この作品の細かな表現の素晴らしさや、ボタニカルな暮らしぶりによってますます素敵な作品に感じられた。
    人間らしく、大人らしくありたい時

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    皆がいろいろな価値観で、それぞれの想いを持って生きている。自分の価値観を持ちつつ、他の価値観も受け入れながら生きていく。強いというのは、こういうことなのだろうな。いろいろ考えさせられる読書体験でした。

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    大人をやってしばらく経つが、通して読んだことがなかったので読んでみた。
    「自分のことは自分で決める、決めたことをやり遂げる、上等の魔女は外からの刺激に反応しない」

    おばあちゃんとまいのお母さんの考え方の違いに少し寂しくなった。
    大切なものはいっぱいある。昔からの家族、新しい家族、友人、仕事…わたし

    0
    2024年04月21日

    Posted by ブクログ

    「おばあちゃんはいつも自分がそのときやるべきことがわかっている。庭の草木のように確かな日々を暮らしている。」
    この一節は私の心に強く響いた。
    こうなりたいと強く思わせた。

    題名にある魔女とは、「自分がそのときやるべきことをわかっていてそれを実行できる人」である。自分にとって正しい方向をキャッチする

    0
    2024年04月20日

    Posted by ブクログ

    生きていく上で必要なものが思い出せる本だった

    1番印象に残ったのは、森の中にある自分のお気に入りの場所にまいがいるシーン

    あの自然から得られるパワー、経験がある気がした
    いいなって羨ましく思った

    あとはやっぱりおばあちゃんの窓のメッセージ

    良すぎる
    美容室で髪染められながら泣いた。笑

    0
    2024年04月12日

    Posted by ブクログ

    1つ1つの文書や描写が丁寧。見たことのないはずの情景が頭に鮮明に浮かび上がる。初心者が読みやすい小説というのも頷けます。
    豊富な知識を惜しみ無く与えるが優しく見守るおばあちゃん。魔女修行を通じて自分でしっかりと考え、徐々に活力を取り戻していくまい。
    登場人物皆が暖かく、心がほっこりする物語りでした。

    0
    2024年03月29日

    Posted by ブクログ

     学校からのエスケープ、おばあちゃんとの自然の中での暮らし、魔女修行。
     タイトルから魔女が死んでしまっていることはわかっているはずなのに、作中ずっと、いろんな感情が呼び起こされつつも、あたたかい何かに包まれている感じがした。死んだのは肉体だけで、おばあちゃんが言う「魂」はまだいるから?という風にも

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    10年以上前に読んでたものを再読です。
    当時、職場の先輩が絶賛していて読んだのですが、
    私にはピンとこず、そしてなぜか今頃猛烈に読みたくなり。

    GW前半の連休初日に書店で購入しました。

    その前の週に、お世話になった方をがんで亡くし、
    命についてとか生きることについてとか、
    改めて考えて、そんな本

    0
    2024年05月05日

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