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「論理」を鍛え、「問題」と向き合う! 反出生主義に教育問題、ルッキズムからAI脅威、意思決定論まで。誰もが遭遇する人生の身近な事例を手掛かりに、「教授」と「学生たち」のディベート形式で、哲学的論点を浮かび上がらせる。NHKブックス『哲学ディベート』以降に登場した、新たな思想潮流や現代特有の課題を集中的に取り上げ、思考法とアプローチを同時に身につけることを目指す、画期的哲学入門!
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Posted by ブクログ
勝ち負けを争うのではなく哲学的な問題に切り込むための哲学ディベートを扱った,同じ著者の2冊目の本である.著者の高橋昌一郎先生の本は,いつも楽しく啓蒙的に読んでいるが,本書も多くの人にお勧めできる一冊であった. 著者の創作である教授と学生が登場し,特に自分が学生の異なる意見のどれに近いかを問うコラムが...続きを読む各章に載せられている.学生の意見は当初の出発点を超えた大きな問題へと導くところもあり,自分ならどうかをじっくり考えながら読んでいた.
高橋新書ガイドから。自薦だけあって高品質。先だって読んだ論争史との関連性もあり、なおさら興味深く味わえた。今回は、テーマの紹介にとどまらず、各視点からの見解が提示され、さらにそれに対してのディベートが盛り込まれる、という凝りよう。架空の人物設定に架空の論旨展開だけど、リアリティ溢れていて、つい自分も...続きを読む一緒に考えたくなる結構。ここでいうディベートは、何も生み出さない”論破”を目指すものではなく、視界を広げるためのものっていうことも、読めば十分に理解される。ホント、論破ってつまらん概念だよな、と改めて。
取り上げる問題としては確たる解答を見出すことがまだしばらくは難しいであろう骨太のものとなっており 複数人のディベート形式でもって、各々の論理を補強するデータや研究も広く取り上げられているため 一般的なディベートから距離を置いて「よく考えましょう」という足元から、分かりやさを担保しつつ思考の道筋を丁寧...続きを読むに舗装してくれるような体裁であるが 一方で、偏りがあろうとも筆者の意見が押し出されるような書籍であっても、それへの反発がいくらかでも生じうるのであれば、思考することの原動機の力はそれはそれとして存在を辞めることはないとも思われる。
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高橋昌一郎
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