人生百年の教養

人生百年の教養

1,045円 (税込)

5pt

3.8

自分の人生と戦い続けるためにーー老いてこそ真価を発揮する教養とは何か。
読書、音楽、外国語、老い……、ドストエフスキー研究の第一人者が多角的な見地から真の「教養」に迫る。

●時を経た「再読」が、老いてからの可能性を教えてくれる
●教養人の知識は、つねに「哲学」に裏付けられている
●苦手なもの、嫌いなものこそ可能性の泉となる
●大江健三郎と村上春樹から考える「教養の継承」
●難解な長編小説を読むコツは、冒頭三十ページの二度読み
●英語を学ぶことで失うもの、母語の重要性
●検索エンジンでの複数の語をぶつけあって生まれる「知」
●豹変を恐れるな、隣人の「愛」を模倣せよ
●老いをどう乗り越えるかーーエネルギー源としての「忘却」

本書の内容
序章 人は信念とともに若く
第一章 「教養」、すこやかな喜怒哀楽
第二章 少年時代 「私」という書物1
第三章 青春時代 「私」という書物2
第四章 「私は外国語が苦手」
第五章 モンタージュ的思考
第六章 実践の技法
第七章 俯瞰的思考
第八章 老いの作法

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人生百年の教養 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ドストエフスキーの訳書などで知られる亀山氏の教
    養について語られた自伝的著作です。

    そもそも教養とは何か。から始まり、自身にとって
    その教養を身につけるためにどのような人生を歩ん
    できたかを語ります。

    納得させられたのは、高校生の時からの読書量とそ
    の中身です。

    重厚な文学小説に挑んでいます。

    0
    2023年06月08日

    Posted by ブクログ

     最初はとっつきにくい本だったけど、内容の幅広い厚みのある人生の指南書て感じ。ドストエフスキーを縦糸に人生を横糸にして書いたしてあるが、色路教えられ勇気をもらい本を紹介してもらっている。
     これからも人生の伴奏者として百歳に向けて我々の檄文を寄せてほしい。
     若いころは酒とかけ事にのめりこんだと書い

    0
    2022年06月21日

    Posted by ブクログ

    「変えられることと変えられないことの境界を区別できること」「そして変えられないことは受け入れること」
    この人の話を聞いていると、文学や音楽というものが、将来自分を振り返ってみた時、かなり大事なものになる、それらから何を得たのか、見ることができたのか、考えることができたのか。自分も後半に入ったのは間違

    0
    2023年07月25日

    Posted by ブクログ

    亀山氏というと、ドストエフスキーの翻訳が有名だね。いくつか本を読んでいるし、佐藤優氏との対談も読んでいる。本書は、亀山氏の読書を中心とした知の変遷。興味は惹かれつつ、ドストエフスキーとかロシア文学から感じられるカタサのようなものから、退屈なんじゃないかなぁなんて思ったものだけど、予想よりも面白かった

    0
    2022年11月13日

    Posted by ブクログ

    ちょっと難解。
    ロシア文学者の著者が教養について書いた内容。
    特に通底にドストエフスキーがあり。
    あまりよくわからないことが多かったです。

    0
    2022年10月10日

    Posted by ブクログ

    ロシア文学者であり東京外大学長である著者における教養とは?何が語られるのか、興味を持って読み始めた。人生百年と銘打ったタイトルから、どんな提言が出てくるのか、教養について、一般論的に本質論が展開されるかと思ったが、そんな期待は肩透かしにあった。著者の人生を辿る形で、ドストエフスキーとの関係性を底流に

    0
    2022年08月19日

    Posted by ブクログ

    亀山郁夫先生が、若い頃、賭け事やアルコールに依存したこともあったとは。そんな過去の苦い経験も含めて、これからこの困難な時代を生きていく後輩たちに送った書。
    温かく真摯な書だと思った。

    神という絶対的な存在を持たない我々には、芸術がそれに置き換わることができること。
    目から鱗!

    大人であるには、「

    0
    2022年06月19日

    Posted by ブクログ

    あるロシア文学者の半生と教養との向き合い。今の流行りの教養論。自分のコンプレックスとかも正直に吐露している。
    音楽と外国語推し。文学との付き合い。自分という書物。一元化を強いるグローバリズムへの対抗として日本の伝統文化への回帰。実学志向への批判。

    0
    2022年06月03日

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