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「食と酒」小説の名手が贈る、心温まる居酒屋の物語 新小岩の居酒屋・米屋は気の利いたつまみとおかみの人柄で悩みを抱えたお客も癒されるのだが、じつはとんでもない秘密があって……。
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Posted by ブクログ
婚活食堂も良かったけど、こちらの居酒屋さんの方がさらにほっとして飲める感じでいい。しかも悩めるお客様さん達にそっと背中を押すような言葉もあって、私も行ってみたい。出てくるメニューの数々が美味しそう。まずは塩昆布のスパゲッティを作ってみたい。
私は一見さんでお店に入ることが好きだ。といっても年に数回出張のときだけだけど。自分から積極的に話をすることはないし、人付き合いも得意ではない。ただ、帰る頃には自分もお店の空気に溶け込んでいて、何か漠然と一歩前に進めた満足感が包み込んでいる。 ゆうれい居酒屋はそんな満足感をほんわかに与えてくれる。 ...続きを読む新小岩、いまは駅ビルが建設中で、2029年には39階建ての複合施設がたつらしい。懐かしさと新しさを発見しながらこの街を楽しんでいこう。
出てくるメニューが簡単そうなのに、すごくおいしそうでした。なんで私は会えないのかなー、と愚痴る場面もおもしろかったです。
ほっこりとするお話。 読みながら、作中にでてくる料理のレシピを必死で読み込みました。 作ってみたい料理がたっぷりです。 お腹が空きました。
☆4 悩みを抱えた人達が訪れる居酒屋「米屋」。 女将さんである秋穂さんの優しさと美味しそうなお料理の数々に、読んでいてほっこり温かい気持ちになりました❁⃘*.゚ 「婚活食堂」や「食堂のおばちゃん」シリーズでもそうなのですが、山口恵以子さんの作品に登場するお料理は、どれもとっても美味しそうなのです...続きを読むが、自分でも作ってみようかなぁと思えてしまう所が素敵だなぁといつも感心しております! ご丁寧に巻末にレシピを載せてくださっていることも多いので、挑戦してみたいと思います。
山口恵以子さんの作品を読んだのは、本書が初めてです。 いつも立ち寄る本屋さんの文庫本コーナーで物色していると、『ゆうれい居酒屋』というタイトルが目に飛び込んできました。 直ぐに手に取って、裏面のあらすじに目を通すと、 ”ちょっと不思議でしみじみ温かい居酒屋物語”とあり、これは「ちょっと面白そうだな」...続きを読むと思い、次に最初の数ページを読んだところで、これは「読まねば!」とレジに向かいました。 読む前の期待を裏切られることなく楽しいひとときを過ごさせていただき、(裏面のあらすじどおり)しみじみ温かい気持ちになりました。 人気シリーズなのでしょう、現時点で『ゆうれい居酒屋4』まで刊行されているようです。 次回、本屋さんに立ち寄った際には『ゆうれい居酒屋2』を持ってレジに向かっていることでしょう。
二度と訪れる事が出来ない居酒屋、だけど悩みを打ち明けたお客さんはみんなリフレッシュして明日に立ち向かっていける。 このうえないお店と女将さん、一品料理も身近で嬉しい。
物語の中に出てくる居酒屋メニューのレシピが付いていて簡単そうだった 今度作ってみる! 5つのお話がそれぞれ少し薄く感じてしまったけれど女将さんの人柄が温かくこんな居酒屋私も行きたいな…て思った 新小岩駅の近くにあるらしく文章から想像すると下町って感じなんだけど合ってるかな?
東京葛飾の新小岩にある居酒屋が舞台のオカルトファンタジー。5話からなる連作短編集。 ◇ 米屋(よねや) は下町の商店街にあるごく普通の居酒屋さん。店を1人で切り盛りするのはごく普通の女将さん。出てくるアテはモツ煮込みなどのごく普通の小料理。常連客は商店街のごく普通の人たち。 ...続きを読むただひとつ違っていたのは、女将も店も常連客もこの世のものならぬ存在だったのです。 * * * * * そんなラノベコメディー風の初期設定なのですが、そうならなかったのは、作者ならではの仕掛けの賜物でした。 女将の秋穂がうたたねから覚めて米屋が開店すると常連客がぼちぼち来店してきます。ここまでは冥界での話です。なぜなら現在では秋穂も常連客も故人となっているし米屋はすでに取り壊され整骨院に変わっているからです。 ただし人生の岐路で苦悩する人が商店街を訪れると米屋は忽然と姿を現し、苦悩の人は惹きつけられるように暖簾を潜る。 つまり冥界の扉を現世から開けられるのは一見客となった悩める人だけなのです。 だから、秋穂のカウンセリングによって心が晴れた人たちが再訪しようとしても、もう米屋は顕現しません。 その設定のうまさに感心しました。 あとは山口さんの真骨頂です。 人情話はしっかり読ませるのにくどくはなく、秋穂によって供される「ざっかけない」アテも実に美味しそうです。 お約束となった各話のラストシーンも読んでいて楽しいし、最終話の締めくくりなどは読んでいてうれし涙まで浮かんできました。 ひとつ気になるのは、現世で人助けをしている秋穂や常連客が、自分が死んでいるのを自覚していないところです。もしかして成仏していないのでしょうか。 その作りから察するにシリーズ化する気はないようにも見えますが、単発でいいので続編を望みたい。そしてぜひ「成仏」問題を解決して欲しいと思います。 『食堂のおばちゃん』シリーズの中で名前だけ登場させる程度で済ますには惜しい作品だと思いました。
食堂のおばちゃんとはまた違う感じで、すごくおもしろい!! ゆうれいの秋穂さんが、今を生きている人たちにアドバイスと美味しい料理を提供してくれます 秋穂さんが作る、とろろ昆布の餡のお粥食べてみたい!! 塩昆布のスパゲッティも美味しそう 続きが楽しみです!
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