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高1の奈苗は、いつも笑顔でいるものの、心に孤独を抱えていた。ある時、とある事情でクラスメイト五人だけで三日間、授業を受けることに。一匹狼の大北くん、優等生の怜ちゃん、委員長と呼ばれる落合くん、いじめられっ子の若尾くん。いやで仕方なかったのに、気づけばその時間が大切なものになっていて――。無限に積み重なる空の下、五人のひとりぼっちたちの物語。
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Posted by ブクログ
この感じ大好き!!! 私がクラスの腫れ物だからかもしれないけど、クラスの腫れ物にしか分からない苦しみがよく分かっちゃって辛い! クラスの腫れ物達だけで過ごす3日間+αが幸せ空間すぎて、! 熱血タイプで周りを思いやって行動しても、周りはそれをウザがるだけで。無言でいればちょっとした事で変な噂流されて...続きを読む、否定しなければ噂は拡大化していく。少し馴染みにくいと思っているのを必死で隠しながらクラスで腫れ物にならないようにと気をつけたり。弱気だから虐められたり。家庭環境が悪かったり。 どの考えも痛いほど理解出来て、だからこそ少し救われる。 それぞれが打ち解けあっていく物語は私の理想そのもので幸せな気分になるし、心情の変化もそれぞれの行動も全部好き。 櫻いいよ先生の描く物語は全部優しさに溢れてて、この本も優しくて寄り添ってくれてほんとに大好き! 幸せな気持ちにさせてくれる青春の物語! ちょっとでも気になるなら読んで欲しい!! 櫻いいよ先生だから感じれる優しい雰囲気と物語がマッチしすぎててほんとにとっても素敵な小説です!
苦手意識って実際のところはもっときっかけがあれば仲良くなれるんだなと思った。 私は苦手と感覚で思うと、そう距離感を保ってしまう。 このストーリーでの5人の絆がうらやましく思いました。
両親の離婚で、母親の故郷に引っ越してきた高校一年生の奈苗。1学年に1クラスしかない高校で、周りは地元の生徒ばかりだが、なんとか周りと仲良く過ごしている。そんな時、体育祭の打ち上げで飲酒が発覚し、参加した生徒らは3日間自宅謹慎することになった。その反面、奈苗を含め参加しなかった五人は、学校で自習するこ...続きを読むとになった。 3日間に休み2日間を合わせた5日間の中で、バラバラだった五人は共に繋がっていき、相手の知らなかった一面がわかってくる。 爽やかな表紙、アオハルらしい雰囲気など青春の要素がいっぱい詰まっていました。高校生でしか味わえない友情や恋、はたまた苦い思い出も加わっていましたが、終始心地よい余韻がありました。 それぞれの五人が抱えている苦悩を徐々に紹介しながらも、その内容に対応する他の生徒が、真摯に向き合っていて、みんな良いやつじゃんと思わずにはいられませんでした。 一見、見た目はとっつきにくい人たちでも、話してみることで知らなかった一面を引き出せるかもしれません。 安易に見た目だけで判断するのではなく、「中身」を見ることも大切であると感じました。 でも、それらを実行することは容易ではありません。一歩踏み出してもいいし、半歩でもいい。はたまた今じゃなくても良い。色んな人がいます。 どれが正解なのかもわかりません。大切なのは、自分で導き出す事なのかなと思いました。それが相手から促されて答えを出したとしても、それは自分の答えです。 自分のペースで、自分の流れを作る。そういったことを作品を通じて学んだように感じました。 ストーリーとしては、短い5日間でありながら、それぞれの苦悩の披露、恋に発展?、両親の離婚についてなど、ここまで話が展開するとは濃厚でもあり、驚きでもありました。ちょっと都合良すぎる?といったことが頭の片隅を通ったのですが、これはこれで良いのかなとも思いました。 友情って良いなと昔を振り返りながら、感じました。
久しぶりにこの物語に会えて、懐かしいような、かつての地元の友人たちに再会したような気分です。 櫻いいよは、世界に優しいというより切り取られた世界の一部に優しいんですよ。 見過ごされてしまいそうな小さな世界を見過ごさず、かといってその世界を変えるような一方的な暴力もなく、ただそこにいていいと言っ...続きを読むてくれるのです。 答えがなくてもいい。そう言ってもらえるほうがラクな時もある。変わらなくてもいいし、変えなくてもいい。答えが見つからないなら見つからないまま生きていってもいい。 そう言われて、呼吸がラクになる人がいる。 彼女の物語は、そういう人達のためにある。 無理矢理仲間にならなくてもいいし、無理矢理ひとりぼっちになることもない。 自分の目で、耳で、ハートで、自分の息がラクになる場所を見つけて、そこで深呼吸してほしい。 わたしの10代に氷室冴子さんやコバルト四天王がいたように、令和の時代の10代には櫻いいよがいる。うむ、よかったよかった!
私にはアオハルはなかった。だから、憧れはある。だけど、全部過去なんだよ。前を向くには勇気がいる。変わらないかもしれないけれど、前を向く勇気から、何かが始まるのかもしれない。
罰を受けなかった5人が学校で課題をする。 無理矢理な設定だが、個性の違う個々の問題を抱えた5人の交流の日々が主なストーリーであり、高校生達が素敵なのでそこは目を瞑る。 #中高生
たったの5日間だけど、5人にとってはかけがえのない5日間。この5日間はとてもよかったけど、そのバックグラウンド、過去の話がちょっと不自然な感じ。それでも十分よかったですけどね。
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アオハルの空と、ひとりぼっちの私たち
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