作品一覧

  • まんが!100分de名著 日蓮の手紙
    -
    1巻1,540円 (税込)
    NHK『100分de名著』で大人気の放送回を まんがでわかりやすくした一冊! 病の苦しみ、死の悲しみ、仕事と人間関係の悩み…… 800年の時を超えて「いま」に届く 生きるのが楽になる日蓮のメッセージ 【目次】 <<第1章>>人間・日蓮の実像 <<第2章>>厳しい現実を生き抜く <<第3章>>女性たちの心に寄り添う <<第4章>>病や死と向き合う  日蓮の時代と、現在は八百年の時間差があるものの、現代の私たちに、 そのまま当てはまることが多く、日々の暮らしのアドバイスとして生きる勇気や、 自信が得られること請け合いです。  本書が漫画で表現されたことで、これまで日蓮とその思想に触れることのなかった 読者にも"人間日蓮"の実像を知っていただく機会ができたと喜んでいます。 誰しも、誤解されたままでいるのは、辛いものです。 楽しみながら、日蓮の人間性を知っていただけたら幸いです。 (「はじめに」より) ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 日蓮の女性観
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    1巻1,430円 (税込)
    仏教は女性蔑視の宗教なのか?仏教史における男性観、女性観の変遷、『法華経』における提婆達多と龍女の即身成仏を通して検証する。
  • 日蓮の手紙 ビギナーズ 日本の思想
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    相手の境遇や困難を思いやる細やかな文体に、仏教思想の根本を込めた日蓮の手紙。仏典や故事、説話を駆使したその遺文からは、平等と人間尊重を説く『法華経』や、国家の腐敗を糺し災害や疫病に立ち向かう『立正安国論』のエッセンスが立体的に立ち上がる。人生相談あり、生活指導あり、激励あり。息子ほどの歳の少年へ、夫をなくした女性へ、子に先立たれた母親へ。厳選された25通の原文・現代語訳・解説によって人間日蓮の実像に迫る。
  • NHK「100分de名著」ブックス 法華経 誰でもブッダになれる
    4.5
    1巻1,100円 (税込)
    「あなたは尊い存在である」――その、貫かれた「人間観」に迫る。 古くは『源氏物語』から宮沢賢治まで、日本人を魅了し続けてきた法華経。「諸経の王」と呼ばれる経典には、いったい何が書かれているのか。法華経が説く「一仏乗の教え」とは何なのか。仏教の原点に還ることを説く経典に内蔵された、ブッダがほんとうに伝えたかったこととは何か。仏教に立ちはだかった「対立」という壁を乗り越えて「平等思想」を説いた法華経は、「分断」がはびこる世界に「融和」という処方箋を提示する。サンスクリット原典から日本語訳を果たした第一人者が、宗教書にとどまらない「人間に寄り添う書物」として、その思想の本質を探る。 〈内容〉 はじめに:思想として『法華経』を読む 第1章:全てのいのちは平等である 第2章:真の自己に目覚めよ 第3章:「永遠のブッダ」が示すもの 第4章:「人間の尊厳」への讃歌 特別章:対立と分断から融和へ 読書案内 あとがき
  • 法華経とは何か その思想と背景
    4.2
    『法華経』は、釈尊入滅から約五百年後、紀元一世紀末から三世紀初頭のインド北西部で誕生したとされる。日本には六世紀半ばに伝わり、『法華秀句』を著した最澄や「法華経の行者」を自任した日蓮から、松尾芭蕉、宮沢賢治に至るまで、後世に広く影響を与えた。本書では、サンスクリット原典の徹底的な精読を通じて、「諸経の王」とも称される仏典の全体像を描き、平等な人間観に貫かれた教えの普遍性と現代的意義を示す。
  • サンスクリット版全訳 維摩経 現代語訳
    4.5
    1巻1,276円 (税込)
    初期大乗仏典の代表的傑作である維摩経を、20世紀末に発見されたサンスクリット原典に依拠して全訳&徹底解説。もっとも読みやすい、維摩経入門の決定版!
  • 江戸の大詩人 元政上人 京都深草で育んだ詩心と仏教
    -
    元政上人は、法華宗の僧侶としてだけでなく、漢詩、和歌、文筆に秀でた江戸時代有数の文化人として知られていた。  元政上人の名前を知る人は、今となってはほとんどいないかもしれない。まさに“忘れられた詩人・文学者”である。けれども、松尾芭蕉や、井原西鶴、北村季吟、小林一茶、宝井其角、与謝蕪村といった江戸時代を代表する文化人たちがこぞって元政上人を仰ぎ、讃嘆していた人であり、宮沢賢治の「雨ニモマケズ手帳」にも「元政」の名前を挙げて上人の短歌がメモされていたことなどを知れば、没後三百五十年の歳月を経た今、元政上人を改めて見直すことも、日本文化の源流を知る上で重要なことであろう。――「はしがき」より
  • 差別の超克 原始仏教と法華経の人間観
    -
    1巻1,650円 (税込)
    「女は成仏できない」(五障)、「女は男に変身することによって成仏できる」(変成男子)――仏教は、女性を蔑視しているのか? 古くて新しいこの疑問を、サンスクリット、漢訳からの豊富な引用と緻密な論で質してゆく。インド思想研究の第一人者が正面から挑んだ、21世紀の「ジェンダー仏教論」。※原本『仏教のなかの男女観――原始仏教から法華経に至るジェンダー平等の研究』(2004年、岩波書店刊)を改題・改稿
  • サンスクリット版縮訳 法華経 現代語訳
    4.0
    1巻1,276円 (税込)
    法華経研究の第一人者が、「経王」(諸経の王)と尊ばれてきた「法華経」全27章を縮約しつつ、各章ごとにその要諦を徹底解説。長大なだけでなく難解かつ理解しにくい言い回しの多いこの経典の核心部はどこにあるのか。その思想の真意はどのようなものなのか。サンスクリット原典からの精緻な訳、最新研究をふまえた徹底解説により、法華経の「本当のすがた」を浮き彫りにする。
  • テーリー・ガーター 尼僧たちのいのちの讃歌
    4.0
    1巻1,870円 (税込)
    リアルな不幸や辛苦がゆえに釈尊のもとに集った女性たちの、現代にも通じる具体的な悩みや苦しみ、そして喜びが綴られる。仏教が本来もっていた男女平等思想を明らかにする名著。
  • ほんとうの法華経
    4.1
    1巻1,045円 (税込)
    仏教最高の教典といわれる「法華経」。だが、その真意はあまり理解されていない。なぜなら鳩摩羅什による漢訳を、日本語に重訳したものが読まれてきたからだ。そこで登場したのが、植木雅俊による画期的なサンスクリット原典からの翻訳。その訳業で、仏教のほんとうの教えが明らかにされた。日本を代表する宗教社会学者・橋爪大三郎との対話の中で、ブッダ本来の教えとは何か、法華経の正しい読み方とはいかなるものかが次々と解き明かされる。全く新しい、最高の仏教入門書!
  • 仏教学者 中村元 求道のことばと思想
    5.0
    1巻1,584円 (税込)
    洋の東西を超え、仏教に人類共通の智慧を求めた碩学、中村元。アカデミズムを超えて平易な言葉で仏教を説き、多くの人に慕われた人柄と、弛まざる学究の生涯をつらぬく〈普遍思想史への夢〉を、あざやかに描きだす。
  • 仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解
    3.6
    紀元前五世紀のインドで生まれた仏教。中国では布教に漢訳の経典が用いられたのに対し、日本は漢文のまま経典を輸入した。両国においてサンスクリットの原典は、ほとんど顧みられていない。中国は漢訳ならではの解釈を生み出し、日本では特権的知識階級である僧が、意図的に読み替えた例もある。ブッダの本来の教えをサンスクリット原典から読み解き、日中両国における仏教受容の思惑・計算・誤解を明らかにする。
  • サンスクリット版縮訳 法華経 現代語訳

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    師匠と弟子のやりとりで比喩に対して比喩で確認するみたいなことがあったりで、謎が深まるミステリー要素もある。シャカの死後に起こった出来事も踏まえてシャカに集約し、数百年かけて成立していった経典が、後世の私たちに伝えたかったシャカの真意とは?

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    2023年07月16日
  • ほんとうの法華経

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    これまでにない法華経の解釈や解説。法華経が長い間読まれ継がれてきたのは、その時代に相応しい解釈がなされてきたからではないだろうか。植木先生の「本来の自己に目覚める」という読み方こそ、今の時代になって最も相応しい読み方なのでしょう。

    0
    2023年06月04日
  • 法華経とは何か その思想と背景

    Posted by ブクログ

    法華経にある火事や出戻り息子の話をただの教訓話的なものにしか考えていなかったが深い意図があることが分かった。仏教の成り立ちからなぜ法華経が出てきたのかどのような内容なのかが書いてあり正直いうと植木先生のサンスクリット版法華経そのものよりもこちらのほうが読みやすかった。
    本書の意図とはずれるだろうが植木先生の言葉1つも疎かにしない追及心に感動した。

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    2023年01月12日
  • NHK「100分de名著」ブックス 法華経 誰でもブッダになれる

    Posted by ブクログ

    初期仏教の小乗と大乗の対立の中、それを乗り越えるために編まれたという法華経を誰がどのようにして広めていくのかというのが法華経の内容のあらましで、二重構造のようになってブッダへの道を説いているという。それは常不軽菩薩のように何物にも軽んじず軽んぜらず、真の自己の尊さに目覚め、それによって他者も同等であると認めることができるということが、人間がもつ差別への拘泥と他者への攻撃性の無意味さを教えてくれていると思えた。

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    2021年08月31日
  • サンスクリット版全訳 維摩経 現代語訳

    Posted by ブクログ

    ◯初期大乗仏教の経典とされているが、既に原始仏教の経典(スッタニパータ)よりも、はるかに思想的には練られている印象。
    ◯空の思想などは、まさに原始仏教の考え方(執着を捨てる的な)を発展しているように感じたが、ただ、スッタニパータを読んだ時ほど、自己の生き方について得るものがあるというか、衝撃を受けるとか、そういったことはなかった。
    ◯それというのも、内容の主たる部分としては、当時の仏教世界における菩薩のあり方が問われていた。小乗仏教的なものへの批判書である。
    ◯しかし、紀元前の時代にして、既に宗教改革が行われているといったところに面白さも感じた。


    ◯ついでに俗っぽい感想を記すところでは、智

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    2019年08月12日

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