作品一覧

  • 戦争と平和1
    4.8
    1~6巻1,122~1,166円 (税込)
    始まりは1805年夏、ペテルブルグでの夜会。全ヨーロッパ秩序の再編を狙う独裁者ナポレオンとの戦争(祖国戦争)の時代を舞台に、ロシア貴族の興亡から大地に生きる農民にいたるまで、国難に立ち向かうロシアの人びとの姿を描いたトルストイの代表作。全6巻。
  • ロシア語対訳名場面でたどる『罪と罰』
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    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ロシア文学ファンなら一度は原文で読んでみたい、憧れの名作『罪と罰』。重要な24の名場面を集中的に取り上げ、詳細な語注と文法的な分析を施すことで、初心者でも文豪の描いた世界に直接触れられる。名場面ごとに添えられた発見に満ちた解説は、ロシア語がわからなくても読みごたえ十分!収載したロシア語の音声ダウンロード付き! ◆NHK出版サイトから、ロシア語朗読音声をダウンロードできます。 ・スマホまたはタブレットでは、NHK出版アプリ「語学プレーヤー」(無料)を利用します。 ・パソコンでダウンロードする場合は、mp3音源をzip形式でご提供します。 ・ご利用にはNHK出版サイトで簡単な会員登録が必要です。
  • 青い脂
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    七体の文学クローンが生みだす謎の物質「青脂」。母なる大地と交合するカルト教団が一九五四年のモスクワにこれを送りこみ、スターリン、ヒトラー、フルシチョフらの大争奪戦が始まる。
  • 死の家の記録
    4.5
    1巻1,320円 (税込)
    “人間離れ”した囚人たちの異様さが、抑制の効いた訳文だからこそ際立つ。だがここに描かれている彼らは、まさに「人間そのもの」と言っていいだろう。本書はドストエフスキー自らの体験をもとにした“獄中記”であり、『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』など後期作品の原点でもある。
  • スペードのクイーン/ベールキン物語
    3.6
    1巻1,056円 (税込)
    必ず勝つという3枚のカード。伯爵夫人がかのサン=ジェルマン伯爵から授かったというカードの秘密をゲルマンは手に入れるが……。現実と幻想が錯綜するプーシキンの代表作『スペードのクイーン』、皮肉な運命に翻弄される人間たちを描く5作の短篇からなる『ベールキン物語』。あのドストエフスキーも激賞したロシア近代文学の父プーシキンの傑作を、原文の特徴を見事に再現した新訳で。
  • 白痴1
    4.3
    1~3巻825~1,045円 (税込)
    初冬のペテルブルグに姿を現した外国帰りの青年ムィシキン公爵。莫大な遺産を相続した彼をめぐり、高慢な美女ナスターシヤ、誇り高き令嬢アグラーヤ、血気盛んな商人ロゴージンなどが織りなす人間模様。ドストエフスキー五大長篇中もっともロマンとサスペンスに満ちた傑作、新訳決定版。
  • イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ
    4.3
    1巻649円 (税込)
    19世紀ロシアの一裁判官が、「死」と向かい合う過程で味わう心理的葛藤を鋭く描いた「イワン・イリイチの死」。社会的地位のある地主貴族の主人公が、嫉妬がもとで妻を刺し殺す――作者の性と愛をめぐる長い葛藤が反映された「クロイツェル・ソナタ」。トルストイの文体が持っている「音とリズム」を日本語に移しかえ、近代小説への懐疑をくぐり抜けた後の新しい作風を端正な文体で再現したトルストイ後期中編2作。
  • アンナ・カレーニナ 1
    4.2
    1~4巻792~1,012円 (税込)
    青年将校ヴロンスキーと激しい恋に落ちた美貌の人妻アンナ。だが、夫カレーニンに二人の関係を正直に打ち明けてしまう。一方、地主貴族リョーヴィンのプロポーズを断った公爵令嬢キティは、ヴロンスキーに裏切られたことを知り、傷心のまま保養先のドイツに向かう……。激動する19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの代表作。真実の愛を求め、苦悩する人間たちが織りなす一大恋愛叙事詩。
  • 青い脂

    Posted by ブクログ

    未来から過去へ、そしてまた未来へ戻る時系列に少々体力を使った。
    ソ連時代の社会的リアリズムと実在したあらゆる人物たちが、ドストエフスキーよりも多く出てくる。
    注釈でロシアの歴史の勉強になった。
    歴史や人物などかなり詳しく書かれていた。
    エロ・グロ・ナンセンスなので、サド的要素があり好みが別れると思うけど、愛が好きなので大変楽しみながら読めた。

    0
    2023年12月30日
  • アンナ・カレーニナ 4

    Posted by ブクログ

    初トルストイ長編

    幸せな家族はどれもみな似ているが、
    不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある。

    圧巻の世界観
    登場人物がみんな生きている
    熱情や妬みに翻弄されていく貴族たち

    確かに昔存在していた時間たちが蘇り、
    そこに生きていた人間たちの鼓動が感じられる。

    本筋だけを追っていけば、
    今日目新しい展開は特にないのだが、
    一つ一つの挿話によって、
    人物像だけでなく、彼らの生活の香りが浮き彫りになっていく。

    アンナとリョーヴィン

    アンナは恥辱との戦いであり、
    リョーヴィンは自己との戦いであった。

    地に足をつけて、自分と対話しながらなんとか生きていく。
    それって、いつの時代も通用する教訓

    0
    2023年06月19日
  • 白痴3

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    公爵のナスターシャとアグラーヤへの煮え切らない態度に、途中までもやもやしていた。しかし、結末を知ると公爵への評価は変わる。ムィシキンはこの世界で生きるには純粋すぎたのだろう。或いは、この世界はムィシキンのような人物を生かすには、残酷すぎたのかもしれない。ナスターシャもムィシキンもアグラーヤも、ロゴージンさえも時代や社会の犠牲者だった。

    0
    2023年06月06日
  • アンナ・カレーニナ 4

    Posted by ブクログ

    長いけど訳が重厚すぎず、何より面白くてどんどん読み進められた。自分が恋愛に依存気味の時期の思考の流れにありがちな視野の狭さがアンナの一人称語りによく出てたりと人物の心理描写も素晴らしい上、リョーヴィンと対になる構成も面白い。タイトルロールなのにアンナは冒頭もなかなか登場しないし、死んでからも物語が結構続くんだよね。

    0
    2023年04月24日
  • 戦争と平和1

    Posted by ブクログ

    全巻読み終わりましたが、今まで読んだ小説でベストと言える作品でした。
    この光文社版は、登場人物が解説されたしおりがついていて、とてもわかりやすかったです。
    一方で解説には少し物足りなさを感じました。
    歴史的背景が少し頭にあると、面白さが何倍も変わる作品なので、解説で触れてほしかった、と残念に思う点がありました。

    一つは、ナポレオンの生い立ちについて。
    彼は、コルシカ島という、フランスとイタリアの間の島の、比較的身分の低い家庭に生まれました。
    コルシカは彼が生まれる直前までイタリア領だったので、ナポレオンはギリギリフランス人というところで、幼少期は方言などで苦労したようです。
    フランス革命で身

    0
    2023年02月19日

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