雛倉さりえの作品一覧
「雛倉さりえ」の「ジェリー・フィッシュ」「もう二度と食べることのない果実の味を~甘くて苦い、15歳の衝動~【マイクロ】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「雛倉さりえ」の「ジェリー・フィッシュ」「もう二度と食べることのない果実の味を~甘くて苦い、15歳の衝動~【マイクロ】」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
十代の、恋愛とも呼べないような性の熱。あの頃特有の渇き、脆さ。友達には話せない、ひっそりと心のうちに秘めた激情。大人になると忘れてしまう感覚を、鮮やかによみがえらせてくれる作品。
短編『ジェリー・フィッシュ』を読み終えたあとの、胸を掻きむしられるようなせつなさを、この『もう二度と食べることのない果実の味を』の読後感でも味わいました。まさに、もう二度と触れられないあの頃の感情の純度に、泣きたくなる。
主人公の女子中学生・冴は受験生。成績は学年2位、毎日決められたことをやり、正しい道を進もうと心がけている。
成績1位は同じクラスの土屋くんで、彼は何かにすがるように勉学に励んでいる。
理科準備室の
Posted by ブクログ
女であること
少女であること
女性であること
無垢と成熟を併せ持つそれを官能と呼べばいいのか美と呼べばいいのか
蝶のように軽やかにそれは羽ばたきながら
重く青々と茂るそれは森
何かの対象として見られることを拒み
価値と品定めをされることを嫌悪する
それらを自らの手で掲げることはできないのか
それらを自らの存在だけで証明することはできないのか
誰かの 何かの対象とならないままに
道具でもなく 商品でもなく
人として そこにあることが どうして許されないのだろう
その怒りを湛えた湖は
もうずっと前から 最初から 息づいていたのだろう
少女が少女と手を取る意味
男性がいながら不在の意