作品一覧

  • 税という社会の仕組み
    NEW
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    1巻935円 (税込)
    税を納めたくない気持ちはどこからくるのだろう。税は使い道を選択し、払うことができるものだ。世界や日本の税制の歴史、問題点や展望を見つめ民主主義を実現するための税という仕組みを考える。 【目次】第1章 私たちはなぜ税金を納めるのか/第2章 税制の歴史的発展/第3章 日本の税制の発展史/第4章 これからの世界と税金/第5章 税金を私たちの手に取り戻す
  • 環境・福祉政策が生み出す新しい経済 “惑星の限界”への処方箋
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    1巻2,750円 (税込)
    地球環境の破壊を回避しつつ経済活動を営むには? 温暖化による被害の格差を抑えながら経済成長することは可能なのか? 深化するサーキュラー経済など欧州を中心とした産業構造の変化やGDPに代わる指標の開発,幸福感の問い直しなどを考察した刺激的な論集.他の寄稿者=喜多川和典,山下潤,内田由紀子.

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  • グローバル・タックス 国境を超える課税権力
    4.3
    1巻902円 (税込)
    所得税のフラット化,法人税率の引き下げ,タックス・ヘイブン利用による租税回避・・・.GAFAはじめ巨大多国籍企業が台頭する中,複雑化し,苛烈を極める「租税競争」.その巧妙な仕組みを解き明かし,対抗していくためにEU各国などの国際社会で模索が進む,旧来の国民国家税制と異なる新しい「課税主権」の在り方を展望する.

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  • 政策をみる眼をやしなう
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    1巻1,650円 (税込)
    政策の評価は、市民一人ひとりに問いかけられている問題であり、「政策をみる眼をやしなう」ということもまた、避けて通れない課題であるだろう。 政策をみるための着眼点とは何か。政策をみるための拠りどころとなる座標軸とはどのようなものか。その座標軸からみたとき現代の政策はどのようにとらえられるか。そして、政策をみる眼をやしなうにはどうしたらいいのだろうか。 こうした問題意識を出発点に開催されたのが、京都大学経済研究所シンポジウム「政策をみる眼をやしなう」である。 本シンポジウムでは、学界の第一人者である研究者や政策報道の第一線で活躍するジャーナリストによる講演とともに、熱気のあるパネル討論が行われた。 第一講演者の軽部謙介氏は、経済ジャーナリズムとして政策を報道していくとはどのようなことなのか、また現代における課題に関して、アベノミクスをはじめとする経済政策を取り上げながら考察する。 第二講演者の諸富徹氏は、アベノミクス、とりわけその第一の柱である日銀の量的緩和政策が本当に成功していると言えるのか、それが実は目に見えない形で問題を発生させている可能性について検証する。 第三講演者の佐和隆光氏は、第一次産業革命から第四次産業革命に至るまでの四度の産業革命について一覧し、第四次産業革命がもたらす雇用問題、ベーシックインカム制度導入の争点と是非、第四次産業革命における日本の立ち位置と今後の展開予想についても言及する。 パネル・ディスカッションにおいては、小嶋大造氏の司会のもと、コメンテーターに末光大毅氏を迎え、議論を深める。
  • 経済学
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    経済学は、時代ごとの大きな社会経済問題と格闘し、発展を遂げてきた。その歴史をふりかえることを通して、現代社会が直面する課題──経済のグローバル化、金融資本主義化によるバブルの生成と崩壊、地球環境問題など──に、経済学がどのように応え、「持続可能な発展」のために、いま何をなしうるのかを考える。

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  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ
    3.9
    1巻880円 (税込)
    人口減少と高齢化、低成長に直面する日本。だが本当の危機はこれからやって来る。上下水道や交通ネットワークといった身近な公共インフラの維持・更新、空き家問題への対策などには膨大な費用がかかるが、自治体は破産寸前だ。本書ではこの危機を逆に「住みよい都市」実現のチャンスととらえる。投資と効率性の視点から地域内の所得と雇用、独自の財源をもたらす都市経営のあり方とは。発展を続けるための戦略を示す。
  • 環境
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    進行する環境破壊―われわれは、いかにしてこの環境を保全すべきか。環境破壊と持続可能な経済的発展というジレンマを抱えた問題を、「社会関係資本」という新しい視座を導入し、経済や社会との関係のなかで位置づけなおす。狭い意味での「環境保全」という枠組みを超えて、「環境」と「発展」の概念の更新をもめざす画期的な試み。

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  • 私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史―
    4.3
    1巻1,232円 (税込)
    市民にとって納税は義務なのか、権利なのか? また、国家にとって租税は財源調達手段なのか、それとも政策遂行手段なのか? 17世紀の市民革命から21世紀のEU金融取引税まで、ジョン・ロックからケインズそしてジェームズ・トービンまで――世界の税制とその経済思想の流れを辿り、「税」の本質を多角的に解き明かす。
  • グローバル・タックス 国境を超える課税権力

    Posted by ブクログ

    簡単ななまとめ

    情報技術の進歩とタックスヘイブンの登場によって、企業の利益や高所得者の所得への課税が困難になり、その穴埋めとして消費税等、移動制の低い税金に財源が傾斜しているのが昨今の情勢である。

    グローバル企業は商標権など、妥当な金額で評価することの困難な無形資産を、租税回避地に所在する現地法人に低額で譲渡する。別の現地法人にはその無形資産の使用料を高額に設定してそれを費用に計上して、租税回避地ではない現地法人の税引前利益を少なくする手法をとる。

    租税回避の解決策として 3 つの案が提案された。わかりやすく解説されていたのだが忘れてしまった。

    また EU といった超国家的な統治機構が

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    2023年10月03日
  • グローバル・タックス 国境を超える課税権力

    Posted by ブクログ

    グローバル化とデジタル化により今起こっていることふまえ、租税民主主義実現に向けたグローバルタックスへの道筋を示す、示唆に富む本。後書きも泣ける。筆者の志の高さに敬意を表したい。

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    2021年01月22日
  • 私たちはなぜ税金を納めるのか―租税の経済思想史―

    Posted by ブクログ

    あとがきで、「日本の明治期の税制では、直接国税を一定額以上納めた者に対して選挙権が与えられた歴史があり、納税が「義務」どころか一種の「特権」「恩恵」と理解されるという歪みが生じた」という事が書いてあり、これはなんか現代に繋がっているなと思った。

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    2020年11月28日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    以前、探究活動で「地域活性化」をテーマにいた生徒がいたので、こちらも少し調べておこうと思って購入した本です。ずいぶんと積ん読していました。
    人口減少時代の都市は従前のように経済発展を前提としていてはもはや持続させることができません。税収減によるインフラの維持の困難や空き家問題など、さまざまな問題が生じます。しかし筆者はこの危機をチャンスととらえ、都市自身がエネルギー事業や鉄道事業など公益性の高い事業を自ら手がけることで財源を確保し、その収益を住民の福祉に役立てることや、緑地公園の整備など自然資本への投資を通して都市の魅力・価値を高めること、住民自治の涵養によりボトムアップ型の都市経営を目指すこ

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    2020年05月26日
  • 人口減少時代の都市 成熟型のまちづくりへ

    Posted by ブクログ

    前の税の本や、ヒューマニティー経済学もそうだったけど、この本も大変平易でわかりやすい。海外事例の紹介もよかった。人口減少下の都市が縮小均衡にならざるを得ないのは仕方ないが、エネルギー自給や中心市街の価値向上を中心に据えた循環は、やや無理があるかもと思ってしまいました。

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    2018年04月26日

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