三浦裕子の作品一覧
「三浦裕子」の「台湾漫遊鉄道のふたり」「バウムクーヘンの文化史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
エンタメとしてめちゃくちゃ楽しくて、でも考えさせられて唸らせられる、とっても面白い本だった! 読めてよかった〜!
台湾が日本の植民地だった時代に九州出身の女流作家・千鶴子が台湾に渡り、そこで出会った名前が一文字違いの台湾人・千鶴と旅をしていく物語。
2人の心が通うシーンにはときめき、描かれる食べ物の数々にそそられて、読んでて楽しかったなあ。
主人公はいきいきとして豪胆な性格で、そんな主人公の口語混じりの地の文で語られるエンタメ小説でありながら、千鶴子の都合よく台湾の美食や風景を消費しがちな側面も示されて苦く思う部分もあった。歴史から目を逸らせないこと、そして無意識にどこかでこういう態度を自
Posted by ブクログ
祝!翻訳大賞ノミネート。すばらしかった。読めて良かった。本当に。
読んでいて感じたこと、思ったこと、悩んだこと、悲しかった、嬉しかったことはすべて、あとがきにかかれていた。盛大に頷きながら…答えの出せないことだということも。だからこそ、小説が書かれるのだということも。本当に素晴らしい方々だ。"台灣漫遊錄"のあとがき、日本版あとがき、翻訳者あとがき…さいごまで、本当にすばらしかった。
ここからは自分語りで 大学時代、教授にくっついて観光学を学んだり、学会に出たりした時期がある。観光やら、万博やら、の歴史なんかを学んだりもして、なんて、なんて傲慢な、植民地主義的な行動なのだろ
Posted by ブクログ
台湾の林育徳さんの10篇の連作短編で、ひとつひとつが絶妙につながり合い、おもしろくてぐいぐいと引き込まれ読むのがやめられないほどでした。
実は、プロレスって見てるだけで痛そうであんまり好きではなかったので、プロレスをテーマにしてる小説を楽しめるのかなとちょっと不安だったのですが、もう一瞬でそんな不安が吹き飛び、読みながら出てくるプロレスラー調べちゃうくらい楽しめました。
本の帯に西加奈子さんのコメントで「この小説はプロレスについて書いている。それはつまり、人生について書いているということだ。」とあるように、ひとりひとりのプロレスを通した人生が私の心に深く響いてきました。