ホイットマンの作品一覧
「ホイットマン」の「おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)」「草の葉」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ホイットマン」の「おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)」「草の葉」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
【本の内容】
[ 目次 ]
自己なるものをおれは歌う
おれにはアメリカの歌声が聴こえる
おれ自身の歌(抄)
おれは電熱の肉体を歌う(抄)
おれはルイジアナで一本の樫の木が生えているのを見た
オープンロードの歌(抄)
揺れやまぬゆりかごから
鷹の睦みあい
農家の図
ランナー
浅瀬をわたる騎兵隊
灰色にかすむ払暁の野営の光景
リラの花が先ごろ戸口に咲いて(抄)
おお船長!わが船長!
ふらりと出歩く子がいた
結局、わたしは
インドへの道(抄)
音も立てずじっとしている一匹の蜘蛛
さらば、わがうちなる空想の人よ!
Leaves of Grass(英文原典)
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[ おすすめ度 ]
Posted by ブクログ
なんとなく、なんとなくだけどニーチェのツァラトゥストラを思い出した。翻訳のべらぼう口調からくるものはかなりあると思うけど、精神よりも肉体を、歴史よりも現在を、伝統よりも命を重んじる思想はニーチェと通じるでしょう。ホイットマンの詩作のうちで取り上げられているものはかなり限られており、さらに全体のうちの半分は英語原詩。文学は学問よりも芸術、その中で小説には幅があるけども、詩と比べると理性的だろう。詩は情感的なだけに、意味と響きのバランスが重要だろう。そういうことを考えると、翻訳はナンセンスな気がする。事実読みながら理性がぐるぐる巡った。違うよな、と思いながらも、原詩をそのまま味わえないアイロニー。