作品一覧
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-医師だけど患者と会うことのない病理医。 正直、目立つとは言えないポジションですが、がんをはじめとする病気の診断には不可欠な存在です。 そんな病理医という職業を続けてきた著者が、「フリーランス」として病院を飛び出したからこそ見えた、病理医という仕事、そして日本の医療全体が抱える課題を包み隠さず語ります。 ・人間よりもAIの方が正確な診断ができるようになる日は思ったより近い!? ・1日2カ所以上で仕事をするのは当たり前 ・「好きな臓器」でキャリアが変わる ・「学閥」の本当の問題点 ・コロナで忙しくなると思いきや開店休業状態に!? ……など、独特の世界を形成する医師界の中でも、さらに特殊な病理医の世界へ皆さまをご案内します。
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3.3がん患者はがんでは死なない。実は医者もよくわからない老衰死。高齢者の肺炎はなぜ怖いのか。コロナ禍で「死因不明社会」が加速する--。累計ページビュー1000万を超す人気コラムを加筆、新書化。 ○超高齢社会で人の死は日常のものになってきているが、病院死が大半となり、人の死を直接見る機会は減っている。人はどのように死んでいくのか、普通の人はよくわからず、必要以上に死を怖がる人もいるだろう。 〇一方、コロナの蔓延で、死因特定のための病理解剖、司法解剖が激減する傾向にある。一部で指摘されていた「死因不明社会」が加速しはじめているのである。 ○本書は、病理専門医として100体以上を解剖した経験をふまえ、人が亡くなるまでのプロセスを解説するもの。世間の関心を集めた著名人の事例を随所に盛り込む。 ○著者は2020年にフリーランス病理医として独立、医療ウオッチャーとしても情報発信を行っている。
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3.71巻865円 (税込)STAP細胞事件の背景をえぐるレポート! カネと名誉と成果、そしてブラック企業化する研究室――。iPS細胞の臨床応用にはじまり、難病の治療、食糧危機解決まで、あらゆる夢を託された生命科学。しかし、予算獲得競争は激化、若手研究者の奴隷化が進むなかで、研究不正が続発――。今や虚構と化した生命科学研究の実態を、医師にして元研究者の著者が厳しく問う。いま、生命科学に何が起きているのか!
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4.6
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
どの業界も裏があり、その裏は業界人にはわかっていてもなかなか表には出てこないもの。本書は医学界のウラについて書いてあるのですが、基本的には暴露本、そして、医学界の問題点を表面には表してはいるけれども、最終章までくると医学界に心身ともに捧げて貢献している人、そして、それを何とかそのような人を守るためにはどうすればよいのかという提言にまで踏み込もうとしていることに好感をもてました。
医学部は普通の学部の中で孤立化するとともに、逆に言えば医学部内での連帯感が強まり、連帯感は学閥、医局の権力集中が悪癖を産むことはデメリットかもしれません。逆に言えばその連帯感を壊してしまうと、それまであったメリット -
Posted by ブクログ
ついに死者まで出てしまったオボガタSTAP事件。しかし、コピペとつじつま合わせが当たり前の論文や、共同著者論文とは誰も全体の責任を持たない論文であること、博士号資格がろくなチェックを受けずに与えられていたことなど、日本バイオ研究界の闇を明らかにしてくれたという点では評価されるべきかもしれない。
本書はオボガタ問題以前から、研究者たちの絶対的な上下関係や予算分捕り重視の姿勢を問題視していた著者の集大成。結局、バイオ研究というのは、公的予算をどうやって手にするかにかかっており、ルックスの良いリケジョ、ピンクの研究室など、世間へのわかりやすいアピールが研究そのものよりも大事なのだ。逆に言えば、あま