作品一覧

  • 墓に唾をかけろ
    -
    1巻550円 (税込)
    白人どもを殺せ! おれの黒い血が騒ぐ――パーティーで出会った金持ち美人姉妹を獲物に狂気の行動に走る白い肌の黒人青年リー。真夏に爆発する若者たちの暴力とセックスを描く衝撃の発禁小説!
  • うたかたの日々
    4.1
    1巻704円 (税込)
    【映画「ムード・インディゴ うたかたの日々」原作】純粋無垢、夢多き青年コランが出会った少女クロエは、肺の中に睡蓮が生長する奇病にかかっていた――パリの片隅で儚い青春の日々を送る若者たちの姿を、優しさと諧謔に満ちた笑いで描く、現代で最も悲痛な恋愛小説。39年の短い生涯を駆け抜け、様々なジャンルで活躍した天才ヴィアンの代表作。
  • うたかたの日々

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    シュールで幻想的。「ピアノカクテル」「心臓抜き」「嘔吐の形の指輪」など。すぐ人が死ぬし死に方も異常だし、よく考えたら主要人物たちだけが比較的まともなようにも見える。 なんで睡蓮なんだろうなあと花言葉を調べたら「心の純潔」とか「滅亡」みたいな意味があるらしい。なんとなくしっくり来た気がする。美しい。

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    2022年07月14日
  • うたかたの日々

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    大学の卒業論文をこの小説で書きました。正確にはこの小説と岡崎京子先生の漫画版で書いたのです(`・ω・´)フランス文学科だったにもかかわらずフランス文学が苦手だった私。。この作品がなかったら大学を卒業できなかったと思います。ボリス・ヴィアンの描く悲恋。独特の比喩や擬人表現に、戸惑う人が多いですが、一度何も考えずに愛だけを信じて読んでみて欲しい作品。もしどうしても読み進めにくい方は、先に岡崎京子先生の漫画版から読むのもオススメです♪

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    2013年02月16日
  • うたかたの日々

    Posted by ブクログ

    ものすごく独特の世界。
    1P目からにきびが自発的に引っ込んだりして、もしや誤訳?と思いながら読み進めると、どうやらそういう世界らしい。
    こうあるべきが具現化されている、まるで現代アートを読んでいるような感覚になる。これは独特だなぁ。

    描写は細かくなく、現実感を欠いている。

    結婚するまでは薔薇色ふわふわ。光をひねっちゃうぐらい。
    ハネムーンからが暗い。お金を数えだすところからは闇。文字通り光も届かない。

    幕切れはいささか急。短い描写だけど、それでも悲しい。

    シック、アリーズのサイドストーリーは、これだけ面白ければ大歓迎。
    ここでは誰も幸せになれないんだね。

    ピアノカクテル、花で治療など

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    2012年09月30日
  • うたかたの日々

    Posted by ブクログ

    最近読んでない。から具体的な文章については覚えてないので触れられない。が、中学生の頃からの愛読書。というか、暇で切実で溢れる万能感と閉塞感で酸欠気味にボケーとしてる時に読むべき。
    結局、この青春群像で無事に生き残ったのはアメリカ人の料理人だった。
    ゆっくり読む時間がないので岡崎京子のまんが盤が便利。

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    2012年03月16日
  • うたかたの日々

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ずっと探していたものを見つけたみたいに嬉しい。
    大好きな、大好きな小説。
    全てがパーフェクトです。
    あらすじはもとより、純粋と残酷のバランス、エッジの効いたユーモア、美しさ、淡々と壊れていく破滅感。

    最高です。

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    2011年12月29日

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