紅玉いづきの作品一覧
「紅玉いづき」の「今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる」「今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「紅玉いづき」の「今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる」「今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
いつものことだけれども、いづきさんのお話は心が揺り動かされる。
エカちの物語から始まり、シバの物語で終わる彼女たちのお話は、きっといつまでだって苦しく辛く、そしてあたたかく続いていくのだと思う。
エカちの夢を見ていたい気持ちは身が切られるほどに心に染みた。優しくしたいんじゃなくて、自分が優しく在りたい、誰かを許す自分を守りたいだけ。
恋人が欲しいわけじゃない、だけれども誰かを好きになってみたい。簡単に人のことを信じて好きになれる友だちが羨ましくてたまらないエカち。
自分を犠牲にしてまでも愛されている感覚が欲しいくせに、誰にも頼らなくても生きていける友だちがずるくてたまらないマル。
小さなころ
Posted by ブクログ
ミミズクと夜の王と同じ世界線の話だからちょくちょく繋がりがあって、あの作品の登場人物や雰囲気に愛着があるからうれしかった。
毒吐きのエルザ、育ちが悲惨なのにジョセフたちの同情レベルの愛だけでたくましく育ったな。作中、己の言葉で他人を傷つけては、受け入れられて混乱したり安堵する様子は小さい子が親にすることみたいで、最後立派に成長するまでに必要な過程だったと思う。そうやって間違えて人間、よくなっていくから微笑ましかった。
ディアがすきだ。あの頃のつらい記憶や想いが今の自分になって強くしてくれると、己の不運な境遇を受け入れていて嘆かない。優男でかわいい。清廉潔白でかっこいい。かわいい。
文章力も構成
Posted by ブクログ
この本はこれからの時代、電子機器が増え、紙が貴重になっている設定のお話。
この本にあるとおり、いずれそゆ時代が来て、電子機器が当たり前になると思う。それについて、この本を読む前と後で変わったものは、その時代に''怖さ''を感じたこと。今の時代はまだ紙に触れること、紙で本を読むことは当たり前だからこそ、日常生活に紙がないというのは不安だと。
ただ、それと同時に、ちゃんと未来に進まなければとも思った。紙のない時代が来るのはもうわかっていること。であれば、私たちが今ある時代に、紙の本の大切さ、紙の感触、匂い、それがどう大切であるのか、それを伝え、何かを残すこ