作品一覧

  • 日本の死角
    3.8
    1巻935円 (税込)
    いま日本はどんな国なのか? 私たちはどんな時代を生きているのか? 意外と見えていなかった「日本の謎と論点」 【本書のおもな内容】 ●「日本人は集団主義」という幻想 ●中国で見た「日本衰退の理由」 ●なぜ若者は結婚しないのか? ●「ハーバード式・シリコンバレー式教育」の落とし穴 ●日本の学校から「いじめが絶対なくならない構造」 ●地方で拡大する「移動格差」 ●「死後離婚・夫婦別墓」の時代 ●「中国の論理」に染まるエリート学生たち ●若者にとって「個性的」が否定の言葉である理由 ●なぜご飯は「悪魔」になったのか? ●「ていねいな暮らし」ブームと「余裕なき日本社会」 ●災害大国の避難場所が「体育館」であることの違和感 ●女性に大人気「フクロウカフェ」のあぶない実態 ●性暴力加害者と被害者が対面したらどうなるのか? ●アフリカ人と結婚した学者が考える「差別とは何か」 ●“褐色肌・金髪・青い眼”のモデルが問う「日本社会の価値観」 「『移動できる者』と『できない者』の二極化が進んでいる。かならずしも地方から出る必要がなくなるなかで、都会に向かう者は学歴や資産、あるいは自分自身に対するある種無謀な自信を持った特殊な者に限られているのである。 問題は、そのせいで地方社会の風通しが悪くなっていることである。学歴に優れ、資産を持つ『社会的な強者』だけが抜けていく地方になお留まる人びとには、これまで以上に地元の人間関係やしきたりに従順であることが求められる。 結果として、地方では『地域カースト』とでも呼べるような上下関係が目立つようになっている。移動の機会の減少は、それまでの人間関係を変え、ちがう自分になる可能性を奪う。その結果、親の地位や子どものころからの関係がより重視される社会がつくられているのである」――「日本人が『移動』しなくなっているのはナゼ? 地方で不気味な『格差』が拡大中」より
  • アベノミクスとTPP――キーワードは「後白河法皇」と「合コン」だ
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    1巻275円 (税込)
    「安倍首相の知恵袋」による白熱教室! 新総裁・黒田東彦氏のもとで本当に大胆な金融緩和は進むのか、財務省出身の黒田氏を本当に信用できるのかなどを、政界のウラと霞が関の本音を知り尽くした二人が、聞き上手な麻木氏の誘導で「政権奥の院」の話も交えて赤裸々に解説。黒田体制を揺るがす日銀内の「後白河法皇」の存在も明らかに。また、TPP参加反対派が唱える「トンデモ理論」を徹底的に論破する。
  • 日本の死角

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    起業を夢見る若者が早々に海外での仕事を探すことは賢明な選択肢だと言える。日本は団塊世代が築いた安定社会であり、変化を望まない傾向にある。しかし、少子高齢化の影響で政府は増税や新税の導入を余儀なくされており、これらの対策は長続きしないと思う。 また、自然災害対策における国の支援予算は「人への支援」が不十分で、「物への支援」に偏っているという問題点も指摘されており、被災者は世界の「人道憲章」に則り、国民の権利として主張すべき立場にある、と思う。

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    2024年03月31日
  • 日本の死角

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    日本の学校から「いじめが絶対なくならない構造」
    災害大国の避難所が「体育館」であることの違和感
    女性に大人気「フクロウカフェ」のあぶない実態
    アフリカ人と結婚した学者が考える「差別とは何か」

    上記4つがとても興味深かった。特にフクロウカフェの章は、動物がいるカフェに足を運んだことがあるので、身につまされる思いで読み進めた。少し考えれば分かることなのに想像力が足りなかったな……と当時の自分の行動を悔やむ。

    多角的な視点で日本の問題点を語っていて、わたしにとっては新しい知識だったので読んで良かったなと思う。

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    2024年02月20日
  • 日本の死角

    Posted by ブクログ

    朝日新聞の記事だったかなんだったか忘れてしまったが、こちらの本が紹介されていたので購入してみた。
    普段は全く手を伸ばさないジャンルで、各人の意見を読んでいると、時々頭をハンマーで叩かれたかのような衝撃を得た。
    特に避難所運営の話は、今まさにというタイミングであったし、今後必ず大きい地震が来ると言われている中で、国の避難生活に対する取り組み方を改めるべきではと疑問に思うきっかけとなった。

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    2024年02月03日
  • 日本の死角

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    ネタバレ

    今の日本にはいろんな問題がある。日本人は今個性的だねが悪口になる時代になってきている常にまわりと同じでないと不安になる。かなり窮屈になってきている

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    2024年01月17日
  • 日本の死角

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本の深刻な問題を世界と比較することで解決のヒントを与えてくれる本。いじめは先生や家庭だけに責任があるのではなく、学校という特殊な環境が生み出しているものでもあると著者は論じている。また、暴力を振るって相手を傷つけたりしない限り刑法で罰せられず、「いじめ」という言葉で片付けられてしまうことも原因にあると言っている。たしかにと思った。
     高校、大学と大人になるにしたがっていじめは減っていく。そう考えると、小学校、中学校でいじめに遭っている人は、中学校を卒業するまでは卒業認定をもらえるフリースクールに通うのも手である。一方で学校側はいじめを防ぐために、もっと対策を講じていくべきだ。詰め込み教育ばか

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    2023年10月22日

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