プロフィール
- 作者名:三日月かける(ミカヅキカケル)
- 出身地:日本 / 東京都
- 職業:イラストレーター
2006年『断章のグリム』(甲田学人)の装画及び挿絵でデビュー。『夜魔 -奇-』、『夜魔 -怪-』(共に甲田学人)『伊佐と雪』(友谷蒼)、『地獄の花嫁がやってきた』(瀬川貴次)などの作品で挿絵を手がける。
作品一覧
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-1巻10,351円 (税込)鬼才が贈る幻想奇譚シリーズ全17冊に、特典掌編を加えた電子合本版が登場! <特典掌編> 電撃文庫公式海賊本『金のかぎ』 極希少小掌編1 極希少小掌編2 曰く、この世界に存在する怪現象は、全て“神の悪夢”の欠片である。 この悪夢の泡は人間の意識に浮かび上がると、急速に人の恐怖や悪意や狂気と混ざり合う。 そして、現実世界を変質させながら溢れ出し、悪夢の物語を作り上げる。 だが、浮かび上がった悪夢の泡が非常に大きかった時、個性が希釈されて物語の『元型』に近くなる。 明示的、暗示的、様々な形で『昔話』や『童話』のエピソードに似たものになる――。 普通であることが信条の白野蒼衣と、過去を引きずりつつ悪夢と戦う時槻雪乃。 人間の狂気が生み出した灰かぶりの悪夢の中で出会った二人が辿る物語とは――!?
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3.21~4巻495円 (税込)時は平安。かぞえで16歳になる、貧乏貴族の暁信は、結婚相手を熱烈募集中。この時代、妻の家柄や資産が出世に大きく関わるのだ。乳兄妹の実唯があれこれ世話をしてくれるのだが、もともと世渡り下手なせいか、何人もの姫にアタックしても玉砕続き。今度こそ、三日夜の餅(結婚成立)を! …と思った姫といよいよご対面というそのとき、暁信の前に物の怪とともに白銀の髪の童女が現れて!?
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-1巻3,245円 (税込)「悪霊よ、去れ!」 修験者を志す高校生・袴田幸太郎が力を込めて突き出した数珠は、しかし何の効果も生み出さなかった。「お上手ですね。凄い、凄いですよ」などと拍手とともに真面目に感心されたりして――袴田が転校先で出会った2人の少年は、それでもしっかりと、普通の人間ではないのだった。 母親の幽霊に育てられたという不思議な少年「伊佐」と、万年不機嫌そうな雪女の息子「雪」。そんな彼らと一緒の道行きは、やっぱり怪異な事件のオンパレードで……。 1人と2匹(?)とその愉快な仲間達が織りなす、楽しくてハートフルな当世妖怪奇譚。 「伊佐と雪」シリーズ全5巻が合本版で登場! ※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
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3.91~3巻605~671円 (税込)双子の弟・真木現人は兄の夢人のことが嫌いだった。主人公の虐めと呪いをテーマにした小説 『呪験』 で十五歳にして作家になり、上京した夢人。そして、その内容に影響された殺人事件により帰郷するのだが、彼は七屋敷薫という婚約者を連れていた。 ── 七屋敷は呪われている。七屋敷の花婿は、呪いによって、二年と経たず早死にするのだ。 そんな 『呪い』 が噂される婚約だが、夢人は暗い嘲り笑いを浮かべるだけだった。 そして、夢人を尊敬し慕う妹の信乃歩に、彼らを蝕む呪いの物語が、静かに始まりを告げていた──。
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4.11巻627円 (税込)「君の奥底に眠る『願望(のぞみ)』は───何だね?」 小学校の校庭に立つ大きな桜の木。この桜は子供を攫う。咲が子供の頃、目の前で親友が桜の花びらに沈み、消えた。風が薙ぎ、桜色のさざなみが立つ時、咲は悪寒とともに明確な危険を感じる。──桜の花びらは危険だ。そして、親友のことを想い続け、魔女と出会った彼女は、密かに願う。 これは、『Missing』シリーズの夜色(ヨルイロ)の外套(マント)を身に纏った魔人と、魔女・十叶詠子が紡ぐ物語。そして二人の出会いとは──。 甲田学人が放つ渾身の幻想奇譚短編連作集、メディアワークス文庫『 -怪- 』と連動し、待望の文庫化!
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3.91~17巻583~649円 (税込)人間の恐怖や狂気と混ざり合った悪夢の泡。それは時に負の『元型』の塊である『童話』の形をとり始め、新たな物語を紡ぎ出す。そして、悪夢の中で出会った蒼衣と雪乃の二人が辿る物語とは──。鬼才が贈る幻想奇譚、登場!
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3.81~5巻649円 (税込)「悪霊よ、去れ!」 修験者を志す高校生・袴田幸太郎が力を込めて突き出した数珠は、しかし何の効果も生み出さなかった。「お上手ですね。凄い、凄いですよ」 などと拍手とともに真面目に感心されたりして――袴田が転校先で出会った2人の少年は、それでもしっかりと、普通の人間ではないのだった。母親の幽霊に育てられたという不思議な少年「伊佐」と、万年不機嫌そうな雪女の息子「雪」。そんな彼らと一緒の道行きは、やっぱり怪異な事件のオンパレードで……。1人と2匹(?)とその愉快な仲間達が織りなす、楽しくてハートフルな当世妖怪奇譚。 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
ユーザーレビュー
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3.9 (34)
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3.9 (34)
Posted by ブクログ
《読み終わってから時間が空いていますが感想書きます》
まず、個人的にはどんぴしゃりな作品でした。
というのは━━
1⃣ただただ凄惨な悲劇とそれに抗おうとする悲壮感(ようは鬱)
2️⃣ヒロインがゴスである
3⃣主要キャラクターには《断章》というトラウマがある
4⃣題名通り「グリム」。つまりは御伽噺のメルヘンさと残酷な内容のギャップ
……ですかね。僕は悲劇が好きなので、とてもそそる内容だったと思います。グロい描写が多かったのもそれを高めていると言えるでしょう。
1巻は確か灰かぶり、シンデレラの話だったかと。
早速凄絶さが極まってますよね。目に刃物が近づくシーンとか、割とガチで悪 -
3.9 (34)購入済み
とりあえず痛い
文章を読んでいて、思わず顔をしかめてしまう。
文章を読んでいるだけなのに痛覚を刺激される。
凄惨な場面がありありと想像できる。
一度読んだら止められません。
凄惨で残酷な世界にどっぶりと浸れるでしょう。 -
3.9 (34)
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4.3 (20)
Posted by ブクログ
ネタバレ物語的にはバットエンドというよりトゥルーエンド寄り・・・なのかな?
物語の集大成ともいえる出来でした。飽泡そのものが控えめですが、それが余計人間である神狩屋さんの狂気を引き立たせる。色んな人たちが死んでいく。まさか神狩屋さんが一般人にまで手を出すなんて・・・。『人魚姫』の巻を再び詠みたくなる。大人たちもバシバシ死んでしまいうわあああ、。そして蒼衣と夢見子の繋がり、葉邪と風乃の話、物語が一気に収束しました。
最終的に日常に雪乃を引き戻そうとした白野と雪乃は共に非日常の世界を二人で歩んでゆきます。ハッピーエンンドではないがバットでもなく比較的しっくりきた終幕です。
グロ耐性ある(ココ重要)ホ