作品一覧

  • 炭酸ボーイ
    4.0
    1巻748円 (税込)
    宮古島で突如湧き出した天然炭酸水。商品化にあたり宣伝広報を担うことになった真田事務所の涼太たちは、プレミアム戦略を採り、「ミヤコ炭酸水」をヒット商品に成長させた。ところが販売元のグループ会社がこの希少な水に目をつけ、採水地近くにリゾート施設の建設を計画。自然豊かで神高い土地に降って湧いた話は、村を巻きこんだ大騒動に。「大切なもの」を守るため立ち上がった〈チーム真田〉は、この計画を阻止できるか!?
  • バー堂島
    3.5
    1~2巻638~660円 (税込)
    大島北新地のはずれ、堂島川に面したカウンター五席の〈バー堂島〉。還暦近いマスター楠木正樹は元ブルース・ミュージシャン。美味しいお酒とつまみ、心優しい音楽が売りの、ざっくばらんなお店。女の子みたいに可愛い花屋のマロちゃん、ヘンな大阪弁のイタリア人アントニオ、お好み焼き屋のおやじ、氷屋の若旦那、スイミングインストラクターのカナちゃんなど個性豊かな連中がやってくる。「人生、なんでこうなの?」とお嘆きのあなた。バー堂島で飲んで笑って、ほろっとしよう。明日があるさ。心ほどける四つの物語。
  • こぼん
    3.5
    1巻610円 (税込)
    デブで、カナヅチ、オネショったれ。弱点だらけの小学六年「こぼん」ちゃん。学校には気になる女の子に、エコヒイキ教師……。苦手なライバルとの勝負の水泳大会はもうすぐ! でも最大のピンチは、最大のチャンスだ! 変わりゆく町並み、失われる自然。一九六〇年代の大阪を「こぼん」のまっすぐな目を通してみずみずしく描く。“こころの少年少女”に贈る、涙と笑いの深~い成長小説。解説:椎名誠。
  • バー・リバーサイド
    3.5
    1~3巻594~616円 (税込)
    二子玉川にある大人の止まり木「バー・リバーサイド」。炭酸の音とジンとライムの爽やかな香りが五感を刺激するジン・トニック。水の都で生まれた桃のカクテル、ベリーニ。月の光がウイスキーになったムーンシャイン、真夜中のペペロンチーノ。チェダーチーズにギネスを混ぜ込んだポーターチーズ……など。マスターの川原とバーテンダーの琉平は、おいしいお酒&フードとあたたかな心づかいでお客を迎える。「花の酒、星の酒」「自由の川」など五篇収録
  • ウイスキー・ボーイ
    3.6
    1巻709円 (税込)
    ライバル商品の台頭、口だけの上司、社内政治に長(た)けた同僚、みんなまとめてかかってこい!支店から本社の宣伝部に復帰した上杉。ウイスキーの売上は低迷し、会社が打ち出す販売戦略も迷走つづき。そんなとき、上杉の前に現れたのは、伝説のブレンダーだった。彼との出会いで会社のウソを知った上杉は、巨象相手の大勝負に出る!『ビア・ボーイ』につづく痛快で、爽快なエンターテインメント。

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  • 食べる、飲む、聞く 沖縄 美味の島
    4.0
    旅は、沖縄の台所・那覇の牧志公設市場から始まった。宮廷料理から百年古酒まで、島バナナ、タコスから南米料理まで。人と出会い、身体で感じながら見えてきたものは――。
  • ビア・ボーイ
    3.5
    1巻660円 (税込)
    売らねば帰れぬ、東京へ──。働くすべての人に贈る、ビール営業マンの奮闘を描いた青春小説。オレが変われば世界も変わる! ビール会社のエリート宣伝部から、突然、売上げ最低支店に飛ばされたオレ。待っていたのは小狡い上司と、だらけた空気。田舎のドブ板営業を舐めきっていたオレは赴任早々、得意先で大失態を演じてしまう……。ここで結果を出さねば本社へ帰れない。よし、売ってやろうじゃないか!アホな上司や性悪同期に負けてたまるか!瀬戸内の青い空と海を背景に、爽やかで、ほろ苦い、共感度120%のザ・営業成長ストーリー。

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  • バー堂島

    Posted by ブクログ

    小説というよりはシナリオみたいで、もしかして著者は脚本家さんか何かなのかと思いながら読んだ。
    セリフの掛け合いは楽しいねんけど、こちらもまた、登場する人にいまいち好感が持ちにくい…。笑

    なんでなんやろ、そこらへんも好みの問題よね。

    秋の舟唄酒が一番面白かったな。若い人が登場する活きのいい小説とは違うブルースみがええんやろうけど、たぶんわたしはまだそちらの世代になりきっていない。

    こないだの「東京近江寮食堂」と、いい、若干の温度差を感じるのはそこらへんなんやろな。

    あと、読みながら著者紹介を読んで、「あ、著者の本、以前読んだことあったな」と、思い出した。(「ビア・ボーイ」)

    0
    2022年01月08日
  • バー・リバーサイド

    Posted by ブクログ

    疲れた心にやさしく染みとおってくる小説だった。 読みやすいが、書いているテーマは、深い。文章が音楽のようだ。タイトルも歌のよう。自然描写がうまい。アフォリズムに満ちて、おとなの洒落を感じる。             作品のテーマは、「生」と「死」の「あわい」だと思った。川と川のあいだ、つまり、生と死の間にある「中州」を、ていねいに描いている。だから、リバーサイドであり、二子玉川を舞台なんだろう。 早く、映画かTVドラマで観たい。

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    2021年10月24日
  • 炭酸ボーイ

    Posted by ブクログ

    宮古島が舞台の小説ということで、南の風に吹かれたいと思って、読んだ。
    しかし、想像以上に深い内容で、現代の諸問題を考えさせられた。
    とにかく風景描写が美しい。文体が軽やかで、読みやすい。
    しかし、内容は深いのである。
    この作家は藤沢周平や太宰治の影響を受けているのではないか。
    最初からグイグイ惹かれていった。                      
    いまの日本をおおっている閉塞感を打破していく物語だと思う。

    どこかで聞いたことのあるような首相とその夫人の名前が出てきたときは、大笑いした。筒井康隆の「裏小倉百人一首」や「農協、月へ行く」「ヒノマル酒場」などのパロディ小説に通じる趣きもある。

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    2021年10月11日
  • バー・リバーサイド

    Posted by ブクログ

    お酒と人間の織りなす物語。バーでお酒が飲みたくなります笑
    なんの接点もなさそうな人たちが、二子玉川のバーに集い、お酒を起点としてつながりが生まれていきます。各人もそれぞれの人生を生きていく中で、それぞれお酒と向き合って、別の人の人生にも耳を傾けて・・・
    心温まる物語でした。人間社会はみにくいところもあるけれど、愛で結ばれた美しいものもあるのだなと思わせてくれる、素敵な小説です。

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    2016年12月08日
  • ウイスキー・ボーイ

    Posted by ブクログ

    ビアボーイに負けず劣らず面白かった!
    仕事とは?という意味で、復帰前に読んでよかった。
    私はお酒が好きじゃないから、ウイスキーやバーボンの違いすらわからなかったけど、丁寧に解説してくれてるから、分かりやすかった。
    美談のような気もするけど、結局誠実に楽しく仕事を頑張れる、自分の芯を持ってそれを曲げずに働くことが一番大事で、一番の武器なんだろうなーと思った。

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    2015年09月08日

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