作品一覧

  • 現代語訳 藤氏家伝
    3.0
    1巻935円 (税込)
    『藤氏家伝』は、奈良時代後半(760~762年頃)に成立した藤原氏の家史。上・下巻から成り、上巻では始祖である藤原(中臣)鎌足とその子貞慧、下巻では藤原不比等の長男である武智麻呂の事績を伝える。『日本書紀』と『続日本紀』のあいだに編纂されたが、それら正史にはない独自の記述を含むことから史料的価値がきわめて高く、7~8世紀の歴史を理解する上で欠かせない史書である。本書はその初めての現代語訳。巻末には本文(漢文)と訳者による解説を付す。文庫オリジナル。
  • 文章が変わる接続語の使い方
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    よい文章とはなんでしょうか。まとまった事柄を言い表そうとする場合、ふつういくつかの文をつなげて論旨を展開していきます。そのときに重要なのが接読語。文と文との関係が文章の流れの中で、自然で効果的かどうか、相手に論旨が明確に伝わっているかどうかなど接読語の選び方で決まることが多い。正しい接読語の使い方や選び方がわかれば、相手に自分が伝えたいことをわかりやすく説得力をもって伝えられます。本書は接読語の知識を数多くの例文を挙げてきちんと丁寧に説明しています。接読語の役割や使い方を論理的に知りたい人にはピッタリです。読後、文章が変わります。
  • 日本語全史
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    日本語の全史を一冊でたどる初めての新書。日本語の変遷を古代(前期・後期)/中世(前期・後期)/近世/近代という時代ごとに、総説・文字・音韻・語彙・文法の五つに分けて整理していく。日本語は世界の言語の中でも比較的、古代からの変遷が少ない。であればこそ、現代語との関わりのなかで、日本語史を記述していくことが可能となるのだ。日本語の変遷の全体像がわかるだけでなく、現代の一部の慣用表現や方言などに残る過去の日本語の痕跡をたどっていく謎解きとしても楽しめる一冊。
  • はじめて読む日本語の歴史
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    日本語の歴史を知ることとはどういうことでしょうか。漢字が伝わってくる前は日本に文字はなく無文字社会でした。それから漢字と出会い、日本語を書き表す場合に用いられたのは四世紀末から五世紀初め、漢字と日本語の付き合いはおよそ1600年になります。本書では、日本語はどのようにして生まれ、現代の言葉に変わったのか、日本語の移り変わりを時代背景とともに大きな流れでとらえながら、音韻・文字・語彙・文法を中心に解説しました。
  • 日本の漢字1600年の歴史
    4.3
    1巻1,870円 (税込)
    日本人が漢字に出会って1600年の歴史です。漢字が伝来する以前に日本には固有の文字はありませんでした。本書は漢字が日本に伝来し、浸透し、定着し、普及するまでの歴史をエポックごとにわかりやすく解説。そして漢字が大衆化し、漢字制限論が提唱されるまでの流れをエピソードをからめて紹介しています。
  • はじめて読む日本語の歴史

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    筑波大学の授業科目「日本語史Ⅰ」の指定参考書。
    入門として読みやすく、ほどよい専門性。

    一般人にも読みやすいが、大学レベルは網羅していて一冊で入門~中級まで充分。それぞれの時代の言葉がまとめられているわけではなく、前時代からの変化に着目して記述している。したがって上代が100ページ超と最も多く、以降は各章50ページ未満しかない。
    根拠となる古典史料を引用して、具体的に解説している。大学の各授業で扱われるような重要な古典史料はほとんど揃っている。一方で、ことばの推定はなされない。まんべんなく網羅的で非常に良いが、ややまとまりのない印象を受けるかもしれない。
    柔らかい語り口で一般人向けに書かれて

    0
    2019年12月22日
  • 日本語全史

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    日本語の「時代」を、古代前期・古代後期・中世前期・中世後期・近世・近代に区分し、各時代における文字表記と(話し言葉の)音韻・語彙・文法についてシステマチックに記述している。沖縄語と日本語の対応関係を知る上でも参考となる。今後も重宝することになると思う。

    0
    2019年09月16日
  • 日本の漢字1600年の歴史

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    漢字の伝来から,近代までの漢字にまつわる話が読める。

    漢音、呉音、唐音などの,中国の時代によって,
    異なる読みが伝来してことも記している。

    明朝体が、明という中国の時代に作られた書体だということも分かりました。

    ローマ字のヘボン式のヘボンが「和英語林集成」という辞書を作成した事も知りました。

    諸橋大漢和辞典 から, JIS漢字についても言及しています。

    諸橋大漢和辞典の電子化を可能にする「今昔文字鏡」フォントについて言及がないのは残念でした。画竜点晴を欠くということでしょうか。

    0
    2011年12月11日
  • 日本の漢字1600年の歴史

    Posted by ブクログ

    漢字という観点から日本史を振り返る、そんな本。
    どうして日本に漢字がやってきて、どうして今日のようにほぼ全国民が利用する文字にまでなってきたのか、その流れをわかりやすく解説している。
    脳内に蓄積していた歴史や文学の知識を総動員して読んでいく楽しさがある。
    そして最後の「日本語の国際化」という概念は自分にとっては新鮮だった。一理あるなと思いつつ、そこまでする価値が果たして日本にあるのだろうか、という疑問もある。

    0
    2018年10月02日
  • 文章が変わる接続語の使い方

    Posted by ブクログ

    わかりやすい文章を、書くには「接続語」は大切。
    読みながら、小学校の時の「綴り方」の授業を思い出した。
    あらためて自分の文章表現を見直すこともできた。
    最後にある接続語一覧は、重宝しそう。

    自分では使わない文章表現を目にしたとき、こんな言い方、書き方するのかなとモヤモヤすることが多くなってきたので、読んでかなりスッキリした。

    0
    2018年01月30日

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