1637年にフランスの哲学者René Descartesが発表した哲学書。"我思う、ゆえに我あり"という命題で知られます。ガリレオの地動説が異端審問会で異端とされた事から発表する予定の"宇宙論"の発行を中止し、その概略や序説などをまとめたものが本書です。科学的な内容は今読むと笑ってしまいますが、そこに辿り着くまでの思考方法やそれまで当然と思われていた意見や考えを一度捨て去ることを推奨するなど、今でも必要な事が書かれています。これを念頭において生活すれば色々と気づくことが多いとは思うけど、難しいですね。