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-【The Discovery of Angkor Wat】 19世紀、なぞに満ちたインドシナの王国の奥地。その森のなかには地元の人たちのみが知るクメール芸術の至宝がたたずんでいた。フランス人旅行家アンリ・ムオ(1826-61)は、バンコクからカンボジア海岸部、首都ウドン、プノンペン、トンレサップ湖をへて、シェムリアップに到達。そこで見たアンコール・ワットの大伽藍を詳細に記述し、世界に紹介した。 その後、旅を続けたムオは、「冷王が森」を越えてラオスへ足を伸ばし、ついにルアンプラバンに達するが……。情熱に突き動かされて旅を続け、35歳の若さで生涯を終えた探検家の「魂の記録」が読みやすくなって3分冊で登場!! [電子書籍版]第1巻(『アンコールワットの「発見」』の1~10章まで)では、ムオが訪ねたバンコクの街、タイ王宮の様子、またチャオプラヤー河を遡航して着いた旧王都のアユタヤ、漁船に乗ってチャンタブリーへ向かう旅など、タイ篇を収録。 [電子書籍版]第1巻タイ篇の目次 序 第1章 航海 第2章 バンコクの住民 第3章 王宮 第4章 寵妃と娘子軍 第5章 博奕と芝居 第6章 チャオプラヤー河の遡航 第7章 寺とパゴダ 第8章 バンコクへ帰る 第9章 漁船の旅 第10章 山の生活 1939年に刊行された『シャム、カムボヂァ、ラオス諸王國遍歴記』(大岩誠訳/改造社)を改題して分冊、現代仮名遣いに変更。ムオのたどった道など、豊富な図版をあわせて。
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
●レビューの要約●
読みやすくはないけど、内容はオススメ。13章と15章だけでも読んでみて!
何かを決断するときに、あれこれ考えて悩んでしまうタイプの人に、「決断ってそういうことなんだ。迷わなくていいんだ。」と背中を押してくれる一冊です。
<以下、詳細。>
漫画タッチでイケメン風味のお兄さんが表紙になっている版が平積みされていて、「これなら読みやすそう!」と思って買いました。
・・・が、表紙のイメージほど読みやすい日本語ではなかったです(・_・;)
なぜなら、本書は「新版」といっても、昭和40年に日本語訳されたもので、日本語の中身は当時のまま、表紙とフォントだけが現代風になっているものだ -
Posted by ブクログ
「君主論」は、10年前、中央公論社の「世界の名著」で、「政略論」と一緒に読んだのだが、あまり記憶に残っていない。残っているのは、なんだか曖昧模糊として、読みにくい文章だなということぐらい。
いま考えれば、読みにくいのは理由があって、論旨を明確に伝えることが目的の学術論文を書いたのではなくて、君主に自分の持っている知識を伝え、自分を使ってもらおうと ― 早い話が猟官用プレゼンテーションとして書いたので、そこには当然相手のメディチ家の殿様に対する丁寧な物言いが必要になるので、曲がりくねった、修辞的な表現になるのもやむおえない。また、こういう表現方法が当時の流行でもあっただろうし、さらにその頃はこ