作品一覧

  • 空中庭園の魔術師
    4.5
    1巻1,210円 (税込)
    〈ロンドン警視庁特殊犯罪課4〉 魔術に魅せられた建築家が設計したスカイガーデン・タワーに隠された、驚くべき秘密!? きっかけはロンドン郊外で起きた交通事故だった。車内にあった謎の血痕から、やがて顔を散弾でつぶされた女性の死体が森の中で発見される。そして都市計画を担当する役人の不可解な投身自殺に、身体を内側から焼かれたプロの金庫破りの死体……すべての事件に“顔のない男”の魔手が見てとれた。事件を追ううちに、ピーターとレスリーはドイツから亡命した高名な建築家が設計した高層住宅“空中庭園(スカイガーデン)”へと行き着くが……/掲出の書影は底本のものです
  • 地下迷宮の魔術師
    3.7
    1巻1,166円 (税込)
    午前3時、殺人課のステファノポウラス警部の電話で、ぼくはたたき起こされた。「まっとうな警官なら仕事にとりかかる時間だよ」若い男の死体が、地下鉄ベイカー・ストリート駅の構内で発見されたのだという。すぐに駆けつけて調べてみると、魔法で作られた陶器のかけらで刺されていた。こんな時間になぜ、どうやって地下鉄に入りこんだのか?捜査を続けるうち、ぼくは古都ロンドンの地下迷宮へと迷いこんでいった……
  • 顔のない魔術師
    3.0
    歓楽街ソーホーで奇妙な事件が多発した。ジャズ・ミュージシャンが演奏直後、あるいは帰宅途中に相次いで突然死したのだ。その体から魔術の痕跡をかぎとったピーターは、ただちに捜査を開始する。死体はみな古いジャズの名曲《ボディ・アンド・ソウル》を奏でていたのだ! だがその直後、高級クラブの地下トイレで、魔術師とおぼしき男の惨殺死体が発見される。やがて事件の背後に、妖しい魅力をもつ女と黒魔術師の姿が!?
  • 女王陛下の魔術師
    3.3
    新米巡査の配属先の上司はなんと魔術師だった!ロンドン警視庁特殊犯罪課に配属されたピーターは、奇怪な事件解決のため奔走する!
  • 空中庭園の魔術師

    Posted by ブクログ

    もはや加古のことだけれども『鋼の錬金術師』が大ヒットした。その理由のひとつに、おそらく、従来の魔法とか錬金術といったようなものの、はるか上をいくスケールで作り上げた魔法空間といったようなものが、読者を魅了したのだと私は思っている。
    本書、『空中庭園の魔術師』もまた、かなり大がかりな空間的な魔術トラップを用い、しかもそこに不動産関連の、魔術師による大がかりな詐欺事件を重ねたという複雑な仕掛けを作っている点が非常に面白い。
    ファンタジイとしても、ミステリとしても楽しめるし、中にはイギリスのニュートン式魔術に対して、ソ連の魔術兵士とのアクションが入る。これだけサービス精神豊かな作品もなかなかないと思

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    2014年12月03日
  • 地下迷宮の魔術師

    Posted by ブクログ

    倫敦の地下というと、「地下鉄トム」しか思い浮かばなかった。しかも、名前として知っているだけなんだよね。
    まあ、都市の地下と言った時、たしかに、パリなら下水道、倫敦なら地下鉄だとは思うんだけど、こちら東京住まいでして、地下鉄網の複雑さはたぶん、倫敦に勝っていると思うのだ!(えっへん!)
    なのでどうもイメージがわかないわけですな。
    ところが、歴史ある倫敦の地下鉄で殺人事件が起こる。われらがピーターはもともと建築家志望なので、煉瓦の積み方から「これ、いついつの時代に作られたとこ」とわかる。こういうマニアックな部分から、まず、惹かれる。煉瓦の積み方……! いいよねw
    しかも地下鉄から話は下水道に入って

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    2014年11月30日
  • 女王陛下の魔術師

    Posted by ブクログ

    魔法や神話といったファンタジーでありながらハードボイルドな読後感。若き主人公登場編という意味ではハーフボイルドぐらい?各キャラクターが魅力的・魅惑的で次作も楽しみな第一作でした。

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    2017年07月17日
  • 空中庭園の魔術師

    Posted by ブクログ

    登場人物がおおくて大変(笑)。スカイかわいい。四季に合わせて営みを変化させるところも好み。秋の彼女は私好みだろう。しかし思わぬ展開にぎゃー。そりゃないよー。しかももう一人思わぬ展開にひぎゃー。

    しかも訳者あとがきで「本国出版分に追いつきました」って……。こんな続きが気になる巻で一番衝撃の事実だよ……

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    2014年04月09日
  • 女王陛下の魔術師

    Posted by ブクログ

    見習い期間を終えた新米巡査が配属されたのは、魔術師の下だった…データベースを使いながら幽霊が起こした殺人事件を追い、その傍らで魔法を学び、精霊たちの争いを仲裁し…突然そんな世界に放り込まれた割には結構柔軟に対応してく主人公の逞しさも面白いんだけど、謎だらけなマスターである主任警部のナイティンゲールとか住まいのザ・フォリー、メイド(吸血鬼?)のモリーとか気になることが一杯。2巻目を見つけて気になって買ってみたんだけど、早く次が読みたい

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    2013年08月20日

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