作品一覧

  • ポリコレの正体 「多様性尊重」「言葉狩り」の先にあるものは
    4.0
    「差別はいけない」「弱者・少数者は社会によって守られるべきだ」「多様性を尊重しよう」……どれも正しく、当然のことだ。異論を言う人はまずいない。倫理的にも政治的にも正しいと言えるだろう。だが、一部にはポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ=ポリコレ)を、恣意的に拡大解釈し、利用しようとする動きがある。「多様性を認めよ」と言いながら、自分が考える以外の一切の異論は認めず、モンスター的に追い詰める。ポリコレ先進国・アメリカでは、「キャンセルカルチャー」と称してかつての大統領の銅像を引き倒したり、「差別されてきた弱者だから、放火・暴行や略奪も許される」と主張する犯罪行為さえ激増。また、性的少数者をめぐるトラブルや、新しい差別も増加している。一方、日本では「お母さん食堂」が批判され、「肌色の色鉛筆」は消え去った。子どもたちは学校で「あだ名」をつけることも許されず、一部の伝統行事や文化も、過剰なポリコレにより消滅しかねない。少数者の権利を認め共生しようとするのでなく、少数者のためという名目で多数者を迫害しようとすることは、「機会の平等」でなく、「結果の平等」のみを求めること。そして、誰も幸せにならない「新たな不平等社会」を創造するだけなのではないのか。 多くのノンフィクション作品で高い評価を受けてきた著者が、忠実で丹念な取材力を基本に、過剰な「ポリコレ」の正体を明かし、警鐘を鳴らす。 公平と平等について改めて考えるための刺激的な1冊。
  • でっちあげ 分冊版第1巻
    完結
    -
    全34巻132円 (税込)
    どこにでもあるような街の、どこにでもあるような学校。どこにでもいるような母親と、どこにでもいるような先生。どこにでもあるようなありふれた関係、のはずだった。悪夢の“家庭訪問”までは――。小さな街で起きた“体罰事件”は全国を駆け巡り、やがて裁判へと発展する。世論の見守る中、正義の鉄槌が下るはずが……。分冊版第1巻!
  • でっちあげ 1巻
    完結
    4.4
    全4巻726~770円 (税込)
    どこにでもあるような街の、どこにでもあるような学校。どこにでもいるような母親と、どこにでもいるような先生。どこにでもあるようなありふれた関係、のはずだった。悪夢の“家庭訪問”までは――。小さな街で起きた“体罰事件”は全国を駆け巡り、やがて裁判へと発展する。世論の見守る中、正義の鉄槌が下るはずが……。
  • モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)
    4.3
    不登校の男子高校生が久々の登校を目前にして自殺する事件が発生した。かねてから学校の責任を異常ともいえる執念で追及していた母親は、校長を殺人罪で刑事告訴する。弁護士、県会議員、マスコミも加わっての執拗な攻勢を前に、崩壊寸前まで追い込まれる高校側。だが教師たちは真実を求め、反撃に転じる。そして裁判で次々明らかになる驚愕の事実。恐怖の隣人を描いた戦慄のノンフィクション。
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―
    4.1
    「早く死ね、自分で死ね。」2003年、全国で初めて「教師によるいじめ」と認定される体罰事件が福岡で起きた。地元の新聞報道をきっかけに、担当教諭は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ、停職処分になる。児童側はさらに民事裁判を起こし、舞台は法廷へ。正義の鉄槌が下るはずだったが、待ち受けていたのは予想だにしない展開と、驚愕の事実であった。第六回新潮ドキュメント賞受賞。
  • 暗殺国家ロシア―消されたジャーナリストを追う―
    3.8
    白昼堂々行われる射殺、ハンマーでの撲殺、そして毒殺。社会主義政権崩壊後、開かれた国になるはずだったロシアで不審死が相次いでいる。犠牲者はジャーナリストたち。彼らはメディアが政権に牛耳られる国の中で、権力批判を繰り広げる急先鋒だった──。偽りの民主主義国家内部で、今、何が起きているのか? 不偏不党の姿勢を貫こうとする新聞社に密着した衝撃のルポルタージュ。
  • よりぬき 昭和芸能史13の「怪」事件簿―新潮45 eBooklet
    -
    『太陽にほえろ!』(日本テレビ系)で活躍した沖雅也。彼が投身自殺をしたニュースは、日本全国を駆けめぐった。沖との愛人関係を取り沙汰された、養父にして所属プロダクション社長であった“おやじ”日景忠男氏の語る31年間の生と性「沖雅也 ホテル投身自殺『涅槃で待つ』」、住み込みの男に鉈で襲われた「歌舞伎役者『片岡仁左衛門』一家惨殺」など、思い出すあのスキャンダル、あの惨劇、あの騒動……。華やかなスポットライトを浴びるスターに訪れた「魔の刻」に、一体何が起きたのか──。新潮45特集より3本を収録。

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  • よりぬき 芸能界13の「黒い履歴書」―新潮45 eBooklet
    5.0
    黒いスカイラインが、母をボンネットに跳ね上げ、アスファルトに叩き付けた。車はUターンして、ぐったりと横たわる母を再び轢く。犯人が憎んでいたのは、母ではない。母の再婚相手だった。義父兄弟の根深いトラブルに巻き込まれ、愛する母を無惨にも失った超人気歌手の慟哭「叔父が犯人だった……安室奈美恵の母親惨殺」ほか、「もうパンツははかない――勝新太郎麻薬事件とファミリー災難史」、「社長と寝ないと殺されると思った…安西マリア失踪事件」の3本を新潮45特集より選りぬいて収録。

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  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

    Posted by ブクログ

    戦慄のノンフィクション
    自分の身に起こったらと思うと寒気のするストーリー
    親の思考回路と目的が気になる。何のためにこんな嘘をついて、なぜその嘘をまるで真実のように語れるのか。
    通常の論理では全く理解できない人が世の中には存在することがわかる。

    0
    2024年01月14日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

    Posted by ブクログ

    モンスターペアレンツの虚言もさることながら、その嘘本当も確認する事なく垂れ流したマスコミや、その場を丸く収めることしか考えない校長、教頭には呆れるばかりだ。

    特に週刊文春は全く読むに値しない本であることを再認識した。

    誤報をしても、素知らぬ顔して記者を続けてる奴らが実名でのってるが、ネットニュース並みの取材力を恥じてほしい。

    0
    2023年08月15日
  • でっちあげ―福岡「殺人教師」事件の真相―

    Posted by ブクログ

    ノンフィクション作品に初挑戦。
    当時幼かったからか、このような事件があったことを恥ずかしながら知らなかった。
    フェイクニュースが蔓延る今だからこそ読む価値のある本だと思った。
    マスコミのいい加減さには辟易とさせられた。
    教師目線の話のため、自称被害者の両親はどんな気持ちで、こんなでっちあげをしようと思ったのか一才分からなかったのが怖かった。
    でっちあげはさておき、自分が親になったときに、教師を一方的に責めるような人間にはなりたくないなあ。


    1
    2022年08月30日
  • ポリコレの正体 「多様性尊重」「言葉狩り」の先にあるものは

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    非常に面白かった。内容が恣意的に操作されている疑いがあるが、それでも面白いと思える。

    ポリコレ ポリティカルコレクトネス、政治的な正しさ、の略。

    東京オリンピックでトランスジェンダーの重量挙げ選手が女子選手として出場し、話題となったことを覚えている人がいると思う。そして同じ重量挙げ選手のトランスジェンダーではない女子選手が「フェアではない」という意見を述べていたことも記憶にあった。

    本書で書かれている2020年にSNSであげられたセリーナ・ソウルさんの動画で彼女が女子短距離選手として奨学金を得る機会を失ったことが印象に残った。彼女がその機会を失ったのは二人のトランスジェンダーの選手がタイ

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    2022年05月31日
  • でっちあげ 4巻(完)

    n.

    購入済み

    これが実際に起こった事件だとは
    思えないくらい気分の悪くなる展開が
    多かったです。
    不用意な嘘やマスコミのせいで
    人生が狂わされるって怖いなと思いました。

    0
    2022年09月28日

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