中島義道の作品一覧
「中島義道」の「「時間」を哲学する 過去はどこへ行ったのか」「非社交的社交性 大人になるということ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中島義道」の「「時間」を哲学する 過去はどこへ行ったのか」「非社交的社交性 大人になるということ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
社会的弱者は言葉を否定され続け、言葉を語ることを諦めてしまう。日本の和の精神が言葉の足かせになっている。日本はルール違反に対しても寛大だが、他人の苦境も見て見ぬふりをする。要するに個人と個人のコミュニケーションをほぼゼロに留めておく国だ。日本人は客観的な立場から論理を使って語るのはそれほど苦手ではない、しかし、主観的に語る対話、(ここで言う「対話」とは各個人が自分固有の実感・体験・信条・価値観に基づいて何事かを語ること)はにがてである。日本人は(一般的に)言葉を額面通りに受け取る関係よりも、発話者の意図と言葉の字面が微妙にずれることを了承するのに独特の美学をもっている。しかし、その美学にかまけ
Posted by ブクログ
今の私にぴったりな本だったので、著者の言う「1割」の人間だったということなのでしょう。
まず全く説教臭くないところが良い。こうした方がいいああした方がいいというようなことは全く言わない。似たようなことを言っている本は他にもあるような気がしますが、この語り口であるから入ってくる、という感じがしました。
人を嫌うということについてじっくり考えさせられる本。そして嫌うことや嫌われることに対する無意識の忌避感を疑わせてくれる良本。
感じたくないだけで、既にそこにある嫌悪感をどう捉えるか。
次の日からの世界を少し味わい深くさせてくれる1冊だと感じました。