和田尚子の作品一覧

ついに最終巻。前巻で離れた葵と竜太は距離を取ることでお互いに対する自分の心を見つけられたのでしょうね。大団円で私は好きです。
他にもサイドストーリーで北川さんと理沙の話は、北川さんの優しさを再認識することになります。ベタだけど、いいの。

前巻より登場した渉は、今までのライバル的女の子の中でも、かなり真っ直ぐに竜太を思うがため、葵は自分自身このまま寄りかかっていていいのか…と改めて考え始める。
私も女の子だった頃、相手を好きすぎて、自分が彼にとって必要かどうか、意識しすぎて壊してました。
葵、大切にして!って思いながら読みました。
他、大学生になった葵の話は自信を持つことで頼もしくなります。

本編ではなく、番外編が2話と、天然な小中高女子校通いの天然な女の子がジタバタしながら、恋をしちゃうカワイイ短編。
番外編は光と優子のモテる彼を持つ彼女の気持ちを味わえちゃう話と北川さんがギャルの理沙に出会い、お互いが新しい感情に気づく話が面白い。
私的にお得な一冊と言える没入感でした。

色々な出来事かあって。

武来君がいよいよ就職活動でバスケチームがある自動車会社の面接に行くと、そこでは武来の年上の元カノが面接の責任者として現れて再会して…。
一方、麻里にも叔母から麻里の大学の先輩とのお見合いをセッティングされて、当日会場のホテルでたまたま来ていた武来とバッタリと出くわしてしまい、武来は不機嫌のまま面接会場へと行ってしまい気まずいまま離れてしまい…。

それから数日後に麻里の親友の美子の結婚式へ武来と行ってから、武来と麻里の関係にも新たな変化があって。

最後に別のお話が入っていて、年下の彼とは幼なじみでいつの間にか彼を意識しはじめてたが、彼を好きだと言う女の子を彼は七夕祭に招待していてショックを受...続きを読むける彼女ですが…。

どれも面白かったです。

長かったなぁー。

最後まで武来にはイライラ、ハラハラさせられましたが、最後は良かったデスね。

武来はモテ過ぎなくらいにモテるので、女性関係が心配でしたが(遠恋もあったので)。

しかし、あまりにも無骨過ぎてただのバスケ馬鹿という事だったし、麻里の周りの友達も意外と助けになってくれてたので、女性関係は心配無しだったのが奇跡でしたね！
武来も高校時代は今よりも普通の思春期の男の子のように、女の子が好きだったようだけれど、大学生編からはガラッと変わってバスケ一筋で女性に興味ないくらいになってたのがビックリしました。
全巻通して、武来は意外にも麻里一筋で浮気してないのが感動しました。

とにかく、長か...続きを読むったけれどハピエンでした！

その後がみたかったなぁ。