作品一覧

  • 黙阿弥
    5.0
    1巻1,562円 (税込)
    黙阿弥の真の姿と心の奥の風景を描く曾孫からの鎮魂の評伝。 ――坪内逍遙に“明治の近松、我国のシェークスピア”と称された河竹黙阿弥。その78年の生涯を、秘蔵の原稿や手記をもとに、曾孫にあたる著者が心をこめて描いた評伝。幕末から明治への激動の時代を生きた黙阿弥の作者魂と、江戸作者の矜持。それは現代にも通じるひとつの「生」の記録でもある。 ※本書の初出は、「別冊文藝春秋」(1991年夏~1992年秋)に「孤影の人」という題で発表され、単行本は、文藝春秋より1993年2月に『黙阿弥』と改題され刊行しました。底本は、文春文庫『黙阿弥』(1996年)を使用し、著者により若干の訂正をいたしました。
  • 作者の家 黙阿弥以後の人びと 〈第一部〉
    -
    1~2巻660円 (税込)
    河竹黙阿弥の死後、長男をさしおき、娘・糸女が歌舞伎作者の家を継ぐ。相続や著作権をめぐるトラブルに巻きこまれながらも家を守る、生涯独身で謎的な女丈夫だった糸女。そして坪内逍遙の仲だちで、養嗣子・繁俊をむかえることになる。曽祖父・黙阿弥への想いと綿密な考証を重ねつつ、孫として演劇史家として渾身の力をこめ、糸女の「女の一生」と河竹家の歴史を描いた、実感的近代史。読売文学賞受賞の名作。
  • 黙阿弥

    Posted by ブクログ

    難しいかも・・・と手にとったけれど、
    平易な文章で、冒頭から時代小説を読む感覚で
    ぐいぐいとひきこまれる。

    黙阿弥という人の品性、知性、そして謎めいた
    エピソードで、たちまちその魅力の虜になった。

    作品を創ることの厳しさ、
    そして時代の流れの中で、その作品を踏みにじられる悔しさ、
    それに屈しない誇り。

    一流の人間の生き方を堪能させていただいた。

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    2013年06月01日

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