作品一覧

  • アテネ 最期の輝き
    -
    1巻1,375円 (税込)
    紀元前338年、ギリシャ敗戦! その後「民主政」はどうなった? 教科書に載らない歴史の真実を明かす、第一人者によるアテネ「亡国」のドラマ。  * 紀元前338年、アネテやテーベを中心とするギリシア連合軍は、フィリポス2世とアレクサンドロス率いるマケドニア軍に歴史的な大敗を喫した。アテネが誇る民主政はしかし、それを契機にかつてない平和と繁栄を謳歌する――。デモステネスら政治家たちの闘いの跡を追いつつ、アレクサンドロス躍進の陰で「黄昏」と呼ばれたアテネの実像を明らかにする、第一人者による画期の書!  * [目次] はじめに 序章 「黄昏のアテネ」に迫る  1 「黄昏のアテネ」とデモステネス  2 「政治家」と「政治グループ」 第1章 決戦へ  1 デモステネスの生きた時代  2 デモステネスの前半生  3 反マケドニアの政治家として  4 「宿敵」アイスキネスとの対立 第2章 敗戦――マケドニアの覇権  1 戦後処理  2 デモステネスの活躍  3 アレクサンドロスの時代の幕開け  4 マケドニアの傘の下で 第3章 対決――「冠の裁判」  1 裁判が始まるまで  2 「弁論家の戦い」 第4章 平穏――嵐の前の静けさ  1 デモステネスの隣人たち  2 アテネ民主政の姿  3 動乱の前ぶれ 第5章 擾乱――ハルパロス事件  1 ハルパロス事件とは  2 事件当時のアテネの情勢  3 ハルパロス裁判  4 裁判の背後の人間模様 第6章 終幕――デモステネスとアテネ民主政の最期  1 民主政アテネの最後の闘い  2 愛国者たちのそれぞれの最期 終章  1 デモステネスの遺したもの  2 「黄昏」の民主政 史料について 主要参考文献 関連年表 あとがき 学術文庫版へのあとがき
  • よみがえる天才1 伊藤若冲
    4.1
    1~9巻825~935円 (税込)
    私は理解されるまでに1000年のときを待つ――。生前、名声をほしいままにしながら、その後、幾世紀にもわたり忘れ去られた存在であった若冲は、代表作《動植綵絵》のうち一五幅を描き上げたとき、この謎めいた言葉を残した。そこに込められた秘密とは? 若冲研究の第一人者がはじめて明かす、知られざる若冲像。
  • アテネ民主政 命をかけた八人の政治家
    4.0
    1巻1,705円 (税込)
    数多くの市民が直接政治に携わり、特定の個人に権力が長期間集中するのを極力避ける、という徹底した直接民主政を約180年にわたって安定持続させた古代ギリシア屈指のポリス、アテネ。成功すれば最大限の名誉を与えられ、ひとつ間違えば弾劾裁判で死罪になるという「緊張状態」にさらされながら、政治家であろうとした8人の男たち。その生の軌跡を追うことで見えてくる、古代ギリシア精神の真髄と民主政治の原点とは?(講談社選書メチエ)
  • ローマ帝国と地中海文明を歩く
    -
    1巻2,750円 (税込)
    ギリシャのポリス誕生からローマ帝国発展まで、地中海文明の歴史は、歴史ファンの関心を惹き付けて止まない。トルコの小アジアにはギリシャ時代の神殿が佇み、ローマのフォロロマーノやスコットランドのハドリアヌス帝の長城は大帝国の繁栄を今に伝える。壮大な地中海文明の魅力を、本村教授と東大西洋史学研究室出身の俊英が現地を訪ね、自ら撮影した写真を駆使して解説。ローマ帝国と地中海文明の実像を知るために必携の書。
  • よみがえる天才1 伊藤若冲

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    935

    多摩美術大学学長が書いた本ですごい分かりやすかった。著者の辻さんは1990年代以降の若冲ブームの立役者の人でもあるらしい。長谷川等伯→尾形光琳→伊藤若冲→鈴木基一だから尾形光琳と江戸琳派の間の人か。琳派良く見るけど、若冲展あったら見に行きたいな。

    辻惟雄(つじ・のぶお)
    1932年生まれ。美術史研究家。若冲復活の立役者として名高い。千葉市美術館館長、多摩美術大学学長、MIHO MUSEUM館長などを歴任し、現在東京大学名誉教授、多摩美術大学名誉教授。2017年、朝日賞受賞、文化功労者に選出される。2018年瑞宝重光章受章。著書に『奇想の系譜』(美術出版社 1970年、ちくま学芸文庫

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    2024年04月24日
  • アテネ民主政 命をかけた八人の政治家

    Posted by ブクログ

    クレイステネスの改革による民主政の始まりから,ペロポネソス戦争を経た180年を,政治家の人間関係や民衆の反応などから読み解く本。常に裁判による評価にさらされ,直接民主政のもと不断の緊張におかれた政治家の苦労が窺える。ギリシア史では省かれがちな,家の系図に詳しいのも面白い。

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    2021年09月06日
  • よみがえる天才4 アレクサンドロス大王

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    数ある英雄伝説の中でも影響力の大きいアレクサンドロス大王。身にまとった伝説がぶ厚すぎるだけに、「研究者の数だけアレクサンドロス像がある」状態。等身大のアレクサンドロスに迫るのは生易しいことではないのだと感じた。その中でも本書は丁寧に研究史を整理し、最新の研究を取り入れてアレクサンドロスの実像に迫る。数々の英雄譚が生まれた背景、実像に近いと思われる姿、後世への多大な影響などなど、アレクサンドロス大王がいかなる存在であるのか、平易な文章でわかりやすく紹介してくれる入門の一冊。

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    2021年06月01日
  • よみがえる天才3 モーツァルト

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    モーツァルトという人と音楽を広く知ることのできる一冊です。楽曲について、モーツァルトの生きた時代や、彼の手紙をもとに分析されています。また、著者の考えにも納得させられるものがありました。
    2021,2/27-3/1

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    2021年03月02日
  • よみがえる天才4 アレクサンドロス大王

    Posted by ブクログ

    紀元前300年という事を忘れて、何か物足りなさを感じて読んだが、ふと考えると紀元前300年でよくここまでわかって書けたなというのが正直な感想。歴史のもっと生々しい部分を知りたかったが、よく考えると紀元前300年の時代にそれを求めるのは酷でしょう。父への対抗意識で大帝国を作ったという説は今でも通じる理屈で本当かよと思うがそれも紀元前300年に免じて許そう。

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    2021年02月13日

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