芦辺拓の作品一覧
「芦辺拓」の「乱歩殺人事件――「悪霊」ふたたび【電子版特典付き】」「妖ファンタスティカ 書下し伝奇ルネサンス・アンソロジー」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
江戸川乱歩のもとに小説の材料として売り込まれた記録から話は始まる。資産家の美しき姉崎未亡人が密室の土蔵で全裸で殺されていた。現場に残されたメモに書かれた奇怪な記号。事件前に目撃された矢絣の女。死を予言した黒川博士の盲目の養女。邸前の空き地にいるいざりの乞食。未亡人を取り巻く心霊学会の仲間たち。心霊学会が降霊術を行うと、盲目の養女に降りた霊が「犯人はこの中にいる」「次の犠牲者はこの中にいる美しい人」と言う。
雑誌「新青年」に連載された乱歩の「悪霊」はもともとここまでで中絶するのだが、芦辺拓はこのあとを切れ目なく繋げて真犯人を提示、さらには乱歩が中絶した理由まで説明してしまうのだ。どこが切れ目
Posted by ブクログ
★5 江戸川乱歩の未完作『悪霊』 遂に続きと謎が明かされる!乱歩愛に満ち溢れる合作 #乱歩殺人事件
■きっと読みたくなるレビュー
ミステリー好きと言いながら、実は乱歩作品は傑作選にある有名どころの短編しか読んいない私…
こんなにも面白いとはびっくり! 古典と言っても特段読みづらくもないし、むしろ文字がするりと入ってきます。装丁もフォントも紙質すらも風情をだしていて、カッコイイし、不気味な雰囲気ながらも艶っぽく魅惑的。
謎解きも意味不明な問題を出されて、底知れないポテンシャルを感じます。いやー痺れました。大変勉強不足だったと反省しております、やっぱり大学で文学をしっかり研究したいなぁ。
Posted by ブクログ
「金田一耕助、パノラマ島へ行く」そして「明智小五郎、獄門島へ行く」というタイトルにひかれて購入しました。「パノラマ島奇談」と「獄門島」は両方とも中学生の頃に読んだ作品です。お互いが活躍した島へ、あべこべに行くのかなと思い読み始めました。
「金田一耕助、パノラマ島へ行く」を少し読んだところで
「あれ?パノラマ島奇談に明智小五郎は登場しないのでは?」
と思いだしました。そして思いだしてしまったことが、ある意味ネタバレになってしまったのでした(^^;)。
考えてみたら「獄門島」は何度も映像化され、映画やドラマで何度も見直しているのに「パノラマ島奇談」は10年くらい前に再読したきりだったので、登場人物
Posted by ブクログ
1933年から雑誌「新青年」に江戸川乱歩が連載した『悪霊』の第一、第二、第三回と、第三回のあと掲載された連載を中絶するお詫び、そこに芦辺拓さんが原稿を追加した作品。
さまざまな謎が取り残されたまま中絶された『悪霊』。
そのトリック、動機、中絶に至った本当の理由が芦辺さんによって明かされる!
ぶっとんだ推理に驚かされました。
大胆な謎解きはなるほどと思わせてくれるけど、この自由な発想に、思わず私も私なりの謎解きと筋立てができないか挑戦したくなってしまう、そういう面白さもありました。
最後には誠実なぶっちゃけ話もあり、この挑戦に好感がもてました!