内田響子の作品一覧

「内田響子」の「聖者の異端書」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 聖者の異端書

    Posted by ブクログ

    結婚式の最中に消えた王子を探しに世界中を旅する王女の話。
    世界観的には、中世ヨーロッパのような世界で、「王女が一人で出歩くなんて論外」の世界で繰り広げられる冒険譚。
    タイトルの意味は最後まで読んでようやくわかる。
    基本的に淡々と進んでいく話。すごい盛り上がりはないが、テンポが良くて、話の端々でじんわり暖かい気分になる様な所が良い。
    最後の追記と、教皇の覚え書きがグッと来る。
    自分はとても好きな話です。
    次作品にも期待します。

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    2013年06月15日
  • 聖者の異端書

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    友人から借りました

     ファンタジー。目まぐるしく、あちこちに行く、お姫様の話。

     弱き者、汝の名は女。
     という言葉で始まるこの物語。
     姫の一人称で、進む。
     この世界の女に名前はない。誰々の娘、誰々の女、誰々の妹と呼ばれるだけ。
     北の地の、さして裕福ではない領地の姫として生まれた主人公は、南の地の従兄王子と結婚することになる。「橙(食べ物)」につられて(笑)。
     が、王子は攫われてしまう。姫は果敢にも、王子を探しに行く。坊様見習の乳兄弟を伴い、近くの国の王子様も巻き込んで。

     けっきょく、彼女は冷静に世界を見詰め続けて、自分というものがどうであり、世界が求めるものが何かわかっていて

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    2011年05月29日
  • 聖者の異端書

    Posted by ブクログ

    名前のないお姫様の冒険物語。淡々と話が進んで行くのがいい、と私は思うけど、好き嫌い分かれそう。最初に読んだのはもう何年も前だけど、でもやっぱり今でも好き。全1巻

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    2012年08月12日
  • 聖者の異端書

    Posted by ブクログ

    面白く一気に読めた。個人的に好みのタイプの主人公だったのが大きいかも。
    勇敢で知的な女主人公が好きだったら、素直に楽しめる話だと思う。
    脇役もそれぞれ人間味があるというか一癖ある感じで、それもまた良し。

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    2009年10月07日
  • 聖者の異端書

    Posted by ブクログ

    C☆NOVELの『煌夜祭』がとても面白かったので、同じく賞をとっているこの本を読んでみました。なかなか面白い語り口で楽しめた。結婚式の日、式の最中に夫となるはずのパルジファルが消えてしまった…。そこからパルジファルを探して旅に出るお話。上下巻に分けられるくらいに、もう少し詳細に展開されれば☆5つだったかも。

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    2009年10月04日

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