作品一覧
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4.3
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5.0闇市に現れた少年は神の子か狼か……石川淳「焼跡のイエス」、「国の守は狩を好んだ」に始まる王朝時代を舞台とした説話風物語「紫苑物語」、江戸人の精神に迫る「小林如泥」「鈴木牧之」「江戸人の発想法について」。 “大殿(シニョーレ)”織田信長の日本人離れした心と行動を異国人の眼を通すことで浮かび上がらせた歴史小説・辻邦生「安土往還記」。種田山頭火をめぐる文学史ミステリ・丸谷才一「横しぐれ」、小説的趣向に満ちた「樹影譚」。王朝文学や江戸文芸、西欧文学を礎に、稀代のモダニストたちが精緻に築き上げた傑作群を収録。 解説=池澤夏樹 年譜=中条省平 月報=鹿島茂・町田康
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ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
石川淳という作家について詳しいわけではないが、たぶん呉智英の書評で絶賛されていたのがきっかけでその名を知ったのだと思う。
本作の舞台は大正期、原敬首相が暗殺されたころ。
汚職で成り上がった父親を持つ主人公が、アナーキストの革命、簡単に言えばテロの策謀に巻き込まれていくという話。
といっても政治的な大スペクタクルはゼロ。貧乏でヘタレな自称革命家、実態はチンピラ集団の稚拙な革命ごっこのお粗末な顛末が淡々と語られる。
主人公の大学生晋一は、政界に媚を売る父を軽蔑し、年若い義母と密通しながら、アナーキストの首領の妹とも恋に落ちている。それでいて父の勧める政略結婚の相手にも無関心ではない。
とに -
Posted by ブクログ
誤字が散見されたのが気になった。
リーダーシップは、地位や役割がある人だけが発揮するものでないというもの。
リーダーシップをつけるには、経験やもともとある理論を学習することで持論を形成する。自分なりのリーダーシップの理論を持つこと。
理論もたくさんあって、包括的に感じた。
なんとなく示唆される役職つくのに、ビビっている自分。とはいってもこんなチームにしたいなー、こんな上司よかったなーとか理想はあって。
自分なりの強みを活かしたリーダーになるべき、かつ、その環境、文化に的したってのにしっくりきた。理想に突っ走って事故るとこだったなと。
これからリーダーになるとき、チームづくりをするときに、指 -