作品一覧

  • 母を捨てるということ
    5.0
    異常なほど娘に執着した母親。やがて彼女は薬物依存症に陥った。「いっそ死んでくれ」と願う娘と「産むんじゃなかった」と悔やむ母。母に隠されたコンプレックス、そして依存症家族の未来とは。医師として活躍する著者の知られざる告白。
  • プリズン・ドクター(新潮新書)
    3.7
    母親が望む父親と同じ道に進んだ女性医師は、刑務所のお医者さんになって「天職」を見出した。〈文身〉〈傷痕〉〈玉入れ〉など、受刑者カルテには独特の項目はあるけれど、そこには切実に治療を必要とする人たちがおり、純粋に医療と向き合える環境があったからだ。薬物依存症だった母との関係に思いを馳せ、医師人生を振り返りつつ、受刑者たちの健康と矯正教育の改善のために奮闘する日々を綴る。
  • 女医の花道
    3.3
    1巻1,320円 (税込)
    ■ここまで書いてダイジョーブ!?うら若き乙女たちが清雲の志を抱いて飛び込んだ「医学」の世界。しかし、そこにはおしゃれをする時間もなければデートもままならない、厳しく苛酷な現実が待っていた。男子医学生は蝶よ花よともてはやされるのに、女子医学生は誰も相手にしてくれぬ医大時代。信じがたいようなセクハラがまかりとおる研修医時代。そんな厳しくもおかしな女医の実態を、現役美人女医が軽妙に綴った痛快かつ、最後にはホロリと泣ける名エッセイ!

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  • 続 女医の花道!
    -
    1巻1,320円 (税込)
    あの、“女医のぶっちゃけトーク”が帰ってきた! 好評『女医の花道!』第2弾。2年間の地獄のような研修医生活もようやく修了、晴れてカッコイイ女医さんになれるかと思いきやとんでもない! 大学病院を出て世間の荒波に乗り出すと、学校では教えてくれないことばかりだった――。へんな医者たちの生態、お年寄りからヤクザまで、愛すべき患者たちとの抱腹絶倒の交流など、おバカなエピソード満載。笑いあり涙あり、好評の前作をしのぐ傑作エッセイ集。

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  • プリズン・ドクター(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本屋でジャケ買いした次の日に読み終わってしまった。
    とにかくとても読みやすかった。内容は、まあ、とても重いが… 著者の人もそれを分かっているからか、全体的に軽い書き方をしてくれていたのかと思う。

    刑務所で働くお医者さんは、矯正医官と呼ばれる。ムショの人たちの矯正をサポートする存在だから。
    でも外の医者とは結構やること、できることが違う。まずはお金とスペースの問題で医療器具も薬も圧倒的に少なく、ボールペンなどの小物も少ない。後者がないのはお金ではなく、ボールペン、タオル、傘、なんでも凶器もしくは自傷の道具になりうるから。

    また、お礼参りを避けるためにも、個人情報はほとんどなく、医者もナースも

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    2024年05月25日
  • 母を捨てるということ

    Posted by ブクログ

    一気読みでした。私自身母と複雑な関係のまま終わってしまったので、タイトルが気になり購入。
    複雑なご家庭で大変苦労されていて、驚きました。
    先生と同じ気持ちになる点も多々ありました。
    依存とは甘え、弱さと思われがちだと私も思いますが、今思えばそうすることでしか自分わ満たせず、
    そうしていても満たされない…依存体質の母は生きづらい人生だったとも思います。
    この誰にも言えない思いを声に出してくれて本にして下さって救われた方が沢山いると思います。
    あぁ…同じ思いをする同士がここにもいるんだ…と思えた方がいると思います。
    届くことはないと分かってますが、おおたわ先生には幸せになってもらいたい。

    0
    2024年05月19日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    テレビによく出ていた、おおたわさんの本です。
    刑務所のお医者さんになっていたのですね。この本を手に取ったのは、お題にもあるように、刑務所のドクターは、どんなことを行っているのか、興味があったからです。ほとんどの人は、お世話にならないところですので、わたし達がいる世界では、体験出来ない状況を、興味深く読ませてもらいました。

    0
    2023年02月19日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    一時沢山メディアに出てらした、おおたわさん。
    今は刑務所でのお医者さんをされてると知って読んでみた。
    おおたわさんの文章は読みやすくわかりやすい。

    でもうっかり受刑者が、いい人そうに見えてしまって、
    いやいや法を犯してる人達だと頭で再確認しながら読んでいた。
    縁のない事、と思っていてもどこで引っ張り込まれるかわからない。
    勉強させて頂きました。

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    2023年02月17日
  • プリズン・ドクター(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    刑務所等にいる受刑者も人間であり怪我や病気はするもの。その被収容者の診察に当たる医師は、法務省矯正局の医師となる。
    悪い事した人をなぜ国の税金で助けるのか。と安直に考えていると、本書にて早々にその説明がある。
    刑務所は罪人を閉じ込めて懲らしめる場所ではない。犯した罪に対して懲役という労働をさせ、社会復帰をさせる矯正施設だということ。被収容者が健康で元気に労働するために医療施設があり医師がいるのだということ。なるほど、ハッとする。
    とはいえ、ぶっちゃけ待遇も環境も良い訳では無いようで
    なり手は少なく、かと言って志高い医師達が任にあたっているかというとそうでもないらしい。
    知られざる刑務所の中の出

    0
    2023年01月09日

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