作品一覧

  • 黄蝶舞う
    3.6
    1巻660円 (税込)
    平清盛が保元・平治の乱を制し、源義朝を死に追いやったのは有名な史実だ。そして嫡男・頼朝が囚われながらも死を許され、伊豆に配流になったのもよく知られる。清盛亡き後、頼朝は平氏を滅亡させ、鎌倉幕府を開いた。史上初の武家政権。しかし、初代頼朝・二代頼家・三代実朝ら3人の源氏の将軍は、いずれも悲劇的な死を遂げている。その数奇な因果は何を物語るのか。本書は、代表作『君の名残りを』で、タイムスリップ青春小説として平家物語の時代を描いた著者が、源家三代の将軍と、頼朝と北条政子の娘・大姫、実朝を暗殺した頼朝の子・公暁の5つの死を、妖しくも幻想的に描く連作時代小説である。死してなお続く清盛と頼朝の葛藤と、史書も記録しない頼朝の死の謎を描いた「されこうべ」をはじめ、実朝の死への道行きに寄り添った表題作「黄蝶舞う」など5篇の幻想譚を収録。ミリオンセラー『四日間の奇蹟』の著者が挑んだ新境地。解説:末國善己。
  • ミッドナイト・ライブラリー
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    全英1位!世界43カ国刊行 その図書館には “選ばなかった人生”が待っていた。 BTSメンバーも読んだ 各国でロングセラーの話題の1冊がついに日本解禁! ――あなたには、やりなおしたい過去はありますか? ノーラはその日人生のどん底にいた。飼っていた猫を亡くし、仕事をクビになり、 いくら悲しくても話を聞いてくれる家族も友人もいない。頭をめぐるのは後悔ばかり。 「私がもっといい飼い主だったら」「両親にも亡くなる前にもっと親孝行ができていたら」 「恋人と別れなければよかった」「故郷に戻らなければよかった」 生きている意味などもうないと、ノーラは衝動的に自らの命を絶とうとする。 だが目覚めたとき、目の前には不思議な図書館が佇んでいた――。 英米Amazonで驚異の20万レビュー超え。 『In the SOOP』でRMやV、JINをはじめとするメンバーがこぞって読んだことでも話題の、 今こそ読みたい、優しさに満ちた世界的ベストセラー小説。
  • 四日間の奇蹟
    3.6
    1巻759円 (税込)
    第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラー。脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。
  • 新装版 君の名残を 上
    4.0
    1~2巻980円 (税込)
    累計130万部突破『四日間の奇蹟』の著者・浅倉卓弥が描いた、渾身の浅倉版「平家物語」である『君の名残を』が装いも新たに復刊します。幼馴染みで、剣道部主将を務める高校生・原口武蔵と白石友恵は雨が降りしきる下校途中、忽然と姿を消してしまう。二人が目覚めたそこは平安末期、動乱の前夜だった……。現代の高校生が、突然、平安時代の末期にタイムスリップし、それぞれが重要な歴史上の人物として生きていく壮大な歴史ロマンスです。
  • 父と僕の終わらない歌
    -
    これはアルツハイマーになった父が80歳で夢を叶え、世界に歌声を響かせるまでの物語。歌が人生にもう一度光をくれた――父と息子の絆を描いたノンフィクション『奇跡体験!アンビリバボー』やテレビCMでも話題に 2016年秋。アルツハイマーの80歳老人がCDデビューを果たしたというニュースが世界中を駆けめぐった。テッド・マクダーモットがアルツハイマー病と診断されたのはその3年前。陽気だった性格は一転して怒りっぽくなり、昼夜問わず妻に当たり散らしてはガラクタを庭に集め、いつしか実の息子のことさえ忘れ、症状は悪化の一途をたどるばかり。そんな出口の見えない日々に一筋の光をくれたのは、幼い頃からテッドが愛した“歌”だった――。息子サイモンが綴った、すべての人に届けたい魂のノンフィクション。
  • 北緯四十三度の神話
    3.5
    1巻600円 (税込)
    「大事な人の死は、たぶん決して忘れることはできません──」ラジオの深夜番組DJをしている快活な妹・和貴子と、卒業後も大学で生物工学の助手として働く勤勉な姉・菜穂子。姉妹は中学時代に両親を事故で亡くし、祖父母に育てられた。北の街を舞台に、対照的な2人の微妙な距離が丁寧にたどられていく。ふたたび大切な人の死を経験したことをきっかけに、ボタンを掛け違ってしまった、それぞれの想い。その行き着く先は──。清冽な感動を呼ぶラスト。
  • ミッドナイト・ライブラリー

    Posted by ブクログ

    ひとりきりで、悩んでて辛くて、もうずっと暗い真夜中みたいなとこにいる人に、ぜひ読んでもらいたい。

    他人が抱える問題を自分が解決することはできないし、そのことで自分が悩んでいても仕方がない。
    他人の望む人生を生きることの無意味さ。

    人生は、なにを見るかではなく、なにを見ているかが大切。


    0
    2023年12月16日
  • ミッドナイト・ライブラリー

    Posted by ブクログ

    今の私が必要としている本だった。希望の本。生きていれば、いいこともちゃんとある。
    この物語が鬱陶しく説教じみてると感じられるなら、それは幸せかもしれないと思った。
    今この本を読めて、私は嬉しい。

    0
    2023年08月30日
  • ミッドナイト・ライブラリー

    Posted by ブクログ

    色々な選択肢があったんだけど、人は気づかないうちに最善を選んでいるのだろうか。正解なんてないけど、なるべくしかなかった運命に結局人は行き着くのだと思う。
    アニメ大奥を見てても思うけど、どんなイケメンで人格もできてるありことも、だまされる形で大奥に入る。そんな中でも運命を受け入れて、必死に置かれた環境で頑張る。その結果、目の前の上様を救い、大奥では1番の責任者となる。
    君たちはどう生きるかだってそうだし、人間は大きな物語の1人でしかなくて、人はそれぞれ自分の運命を受け入れながら進んでいくしかないのだと思う。
    どんな運命や受け入れていない結果に悩まされたとて、目の前のことをひたすらに頑張って、ただ

    0
    2023年08月07日
  • ミッドナイト・ライブラリー

    Posted by ブクログ

     自分の人生を作る、司るのは、今を生きる自分自身しかいないのだ。
     人間生きていれば、あああの時こうしていれば、と後悔することの一つや二つ。いや100や10000個ぐらいあるだろう。だが実際にその後悔をやり直せたとして、思い描くような人生を送ることはできるのだろうか。
     1つの後悔が解消されると、また1つ後悔が生まれるんじゃないか。自分の人生を完全にコントロールしようとすると、コントロールできないことの方が圧倒的に多い世界で、1人悶々としてしまうんじゃないか。
     目まぐるしく変わっていく人生という名の荒波に時には飲み込まれ、時には乗りこなし、時には逆走して。そんな自分を楽しんでやろうくらいで生

    0
    2023年07月07日
  • ミッドナイト・ライブラリー

    購入済み

    今、みんなに読んでほしい。

    人生やり直せたらなとか、あの時に違う選択をしていたら、、って思うことは誰しもあるはず。
    この本は、よくある、「タイムスリップして、過去の人生をやり直す」のではないところが斬新だし、考えさせられる。
    考えさせられるけど、重くないし、説教臭くもない。
    ぜひ、多くの人に読んでほしい作品です。

    なお、英語の原書の方も読みましたが、翻訳でもしっかりニュアンスが伝わってくるので、翻訳でがっかりということもないです。

    0
    2023年05月29日

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