セコイア・ナガマツの作品一覧
「セコイア・ナガマツ」の「闇の中をどこまで高く」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「セコイア・ナガマツ」の「闇の中をどこまで高く」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
日系アメリカ人の方が書いているからか、日本人名や地名が多く出てきたし、一貫して家族との別れと向き合う物語だった。
章ごとに語る人物が変わっていき、脇役だった人の数年後の視点になってたり、後々にリンクしてさっきのあのキャラがこんな所に出てきた!って楽しめる。
1つ1つの章が短いし、疫病が流行った世界での対策がどんどん進んでいく過程も面白いし読みやすい。
特に笑いの街と豚息子は悲しくて仕方なかった。
最後の章で、ある装飾品を持っている人が度々変わるなと思ってたけどそういう事か!と納得
読み終わってから何度か読み返してしまった。
カバーはめちゃくちゃカッコイイし、タイトルもマッチしててジャケ買
Posted by ブクログ
パンデミックでSFと聞いて興味をもって読んでみた。面白かった。解説でも言われていたが、登場人物がモザイク状に繋がっていて面白い。逆に、キャラが出てくるたびに、これは出てた?初出?とちょっと悩む。それくらいキャラが多くエピソードが多彩。
北極病という、内蔵が別の内蔵になる病気。怖すぎ。別の何かになるという変身モノでもある。最後に読んで、やっぱお前(異星人)のせいか!となった。
パンデミックでSFではあるが、テーマとして家族の死別がある。いろいろな死別。いろいろなお別れの仕方。感情の後始末の話。泣いた。
「三万年前からの弔辞」
娘(クララ)を亡くした父親(クリフ)の話。孫娘はユミ、妻はミキ。
Posted by ブクログ
近未来を舞台にした連作短編集。シベリアの永久凍土でクララが見付けた3万年前の少女。その身体から未知のウィルスが世界に広がり、人々が次々と亡くなっていく。時代が進みながら登場人物が少しずつ他の物語に出てきます。
SFの世界でありながら、命の話や女性の生き方の話になっています。
病気の子供のために、楽しみながら安楽死させてくれる遊園地。(こう書いていて恐ろしくなりますが、読んでいると否定できない)
亡くなった妻の声を吹き込んであるロボドッグの話。
知能を持ち始めた心臓移植用の豚の話。
亡くなった人たちが闇の中から高みを目指して救う命の話。
そして最後に意外なストーリーで、最初の話に繋がっていきます