作品一覧

  • 指先から旅をする
    4.7
    1巻2,200円 (税込)
    24歳にして「世界のMAO」に――規格外の天才ピアニスト、待望の初著作 20か国・100都市。世界が彼のピアノに恋をした。 クラシック・シーンを更新し続ける24歳が綴った、2年間の全記録。 2019年、弱冠20歳で世界3大ピアノコンクールのひとつ、チャイコフスキー国際コンクールで第2位入賞。 以降、世界のマエストロからラブコールを受け、数々の名門オーケストラとの共演を実現させてきた藤田真央さん。 現在はベルリンに拠点を移し、ヴェルビエ音楽祭、ルツェルン音楽祭といった欧州最高峰の舞台で観客を熱狂させています。 ・エッセイ&語り下ろしによる、2年間の全記録 音楽の殿堂・NYカーネギーホールのデビュー。 欧州音楽祭で、一流アーティストたちと魂の共演。 新解釈で挑んだモーツァルト。 アジア人差別に直面したベルリンでの新生活。 亡き恩師・野島稔先生と交わした約束。 ――本物の天才のみが見ることを許された景色とは? ・写真もたっぷり収録 スカラ座、コンセルトヘボウから、雪山の中の古城ホテル、フランスの森のピアノまで。 カラー写真で世界各地でのコンサートの様子をお届け! 【藤田真央】 ★世界中からラブコール! 20か国・100都市でコンサート  巨匠マエストロ、一流オーケストラからオファー殺到  ★奇跡の音色と圧倒的実力 18歳で「クララ・ハスキル国際ピアノコンクール」優勝 20歳で「チャイコフスキー国際コンクール」2位 日本人初! 名門ソニークラシカルとワールドワイド契約 ★もちろん、日本でも人気はダントツ! 映画「蜜蜂と遠雷」では奇才・風間塵役のピアノ演奏を担当
  • 指先から旅をする

    Posted by ブクログ

     藤田真央さん、若手のピアニストで、名前は聞いた事はあるが、演奏は聞いたことが無かった。しかし、彼の評価は、海外では非常に高く、夏の音楽祭は、引っ張りだこである。特に素敵だなあと思ったのが、スイスのヴェルビエ音楽祭。まるでアルプスの少女のような世界で、空気と景色が素晴らしい地域で開かれる音楽祭だ。バッハのゴールドベルク変奏曲を、ピアニストが一人づつ弾いたりユニークな演奏会もある。
     いつか、この音楽祭に行ってみたいなぁ。そして、真央ちゃんのモーツァルト全曲集のCDも聴きたくなった。

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    2024年05月14日
  • 指先から旅をする

    Posted by ブクログ

    クラシック音楽が今も脈々と生き続けており、その音楽を受け継いできた伝説の演奏家たちの中に、藤田真央さんが溶け込んでいっている様子がなんともエキサイティングでした。
    他の演奏家との曲の解釈のすり合わせ、会場や楽器のコンディションを考慮しての音色の引き出し方、演奏中の指揮者や他のプレーヤーとのコミュニケーション等、リアリティが高くて読むだけでドキドキさせられました。
    それにしても、これほどの領域に達するためには、物覚えの良い、小さな頃からたくさんの練習、経験を積み重ねないと、とても届くものではないですね。「人生は短く、芸術は長い」。

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    2024年05月01日
  • 指先から旅をする

    Posted by ブクログ

    欧州のコンサート環境のなんと素晴らしい事。音楽家が世界を股にかけ、仕事をするとは、こういう事か。困難な状況も、チャンスと捉え、エネルギーに変えていく著者。独自の感性と前向きな姿勢。異なる価値観も貪欲に受け入れる柔軟性で、更なる高みへと向かう。見習わなければ…。

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    2024年02月24日
  • 指先から旅をする

    Posted by ブクログ

    ピアニストとはこんな職業だったのか、と知っているようで知らない、初めて知ることも多かった。
    必要な資料を読み解き、古の作曲家が綴った一音一音の意味を探って行く膨大な作業を思うと考古学者やキュレーターのようでもあるし、音を「作る」姿は職人のようでもあるし、練習に明け暮れる日々はアスリートのようでもある。

    十代の頃には傲慢さもあったというが、今ひたすらに謙虚にピアノに寄り添い聴衆と音楽を共有することを大事にしていることで、聴衆ものめり込めるのだろう。

    自分の芯を貫くところもあれば、素直に聞く耳を持つところも他人に影響を受けやすい部分もある。愛煙家の師匠とお近づきになりたくてタバコを吸い始めたり

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    2024年02月12日
  • 指先から旅をする

    Posted by ブクログ

    良い本でした。今やショパンコンクール組に完全に差をつけてしまった感のある真央くん。モーツァルトも素晴らしかったけどそれだけではありませんでした。音楽に向き合う謙虚な姿勢に感動、そしてビッグネームの人々との交流が素晴らしい。まだ実演を聴いていないので今年はぜひにと思っています。そう言えば以前"指先から世界とつながる"という本を読んだことがあります。その著者の上原彩子さんも大好きです。
    そして今、2月9日の真央くんのバイエルン放送交響楽団デビューのモーツァルトピアノ協奏曲20番を聴きました。アンコールは亡くなった小澤征爾さんを追悼してのリスト編曲のアヴェ・ヴェルム・コルプス。天

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    2024年02月11日

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