巽孝之の作品一覧
「巽孝之」の「ポー短編集(Ⅰ~Ⅲ)合本版(新潮文庫)」「総特集◎150年目の『不思議の国のアリス』」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
硝子の塔の殺人を読み終わった時に、元々ホームズやポアロといった古典海外ミステリ好きを自負しているが、最古のミステリは読んでいないことに気づき本作を読み始めた。
ネタバレはミステリにおいて禁忌であるので、最古といえどそこは守らせていただく。
短編集なので、一つ一つはすぐに読めてしまう。
この本の顔である、モルグ街の殺人について触れるとすると、残虐な殺人の犯人が余りに意外過ぎて「嘘やろ??」と声が出てしまった。
また、黄金虫についてはホームズシリーズの踊る人形を先に読んでいたので、黄金虫が起源になっていたのか!と驚かされた。
今日に至るまで、後世に多大な影響を与え、推理小説を確立したポーに最大の敬
Posted by ブクログ
The Murders in the Rue Morgue(1841年、米)、
The Gold-Bug(1843年、米)。
ミステリの開祖エドガー・アラン・ポーの短編集。
ポーといえば『黒猫』『アッシャー家の崩壊』などの不条理で不気味な怪奇小説も有名だが、『モルグ街の殺人』『黄金虫』などの推理小説では、別人のようにロジカルで理知的な側面をみせてくれる。なかでも『モルグ街の殺人』は史上初の推理小説として有名である。あまりに頭が良すぎて変人の域に達している名探偵、語り手となる探偵の友人、ペダンティックな世界観など、ミステリのお約束である「型」の殆どが、この時点で既に完成しているのが興味深い。