櫻田淳の作品一覧
「櫻田淳」の「「常識」としての保守主義」「漢書に学ぶ「正しい戦争」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「櫻田淳」の「「常識」としての保守主義」「漢書に学ぶ「正しい戦争」」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
元は自由民主党の機関紙向けに連載されていたとのことで、
"保守"という概念について入門的な観点でまとめた一冊となっています。
それもあってか、非常に理解しやすい内容で、スルッと入っていけました。
- 「左翼」は、社会の変革を急激かつ劇的に推し進めようとするのに対して、
「右翼」は、その変革には概ね慎重な姿勢を示し、それを推し進める際にも漸進的である
日本においては、左翼は社会をより良い方向に変えていく前向きな勢力、
右翼はそれに頑迷に反対するだけの後ろ向きな勢力、的な印象付けが強いと思います。
そういった意味で日本では、左翼の偏狭性、右翼の堅実性は、それぞれ薄
Posted by ブクログ
いい意味で「朝日らしくない」良書。 著者の主張はタカ派とハト派の中間に位置するフクロウ派。
その視点から戦前(特に日中・太平洋戦争)を全面肯定し、核武装して何が何でも国軍を持たなければならないと主張するタカ派と、実際に世界各地で戦争・紛争が起こっていることに目を背けてばかりのハト派の両派の不毛な論争を批判する。
タイトルに『漢書』とあるが、引用はごく部分的。同書の「魏相丙吉伝」で匈奴討伐に踏み切ろうとした宣帝に対して諌言を行った魏相の「五兵」の観点から軍事の効用、安全保障、外交、「正義」、「平和」の定義などについて語ります。「五兵」とは以下の五つ。
・「貪兵」…他人、他国の財産や土