作品一覧
-
4.81~2巻759円 (税込)豪華著名人絶賛。貧困と友情の人間叙情詩。 主人公・大路雪人。17歳、売人。 「やらんかなぁ俺は、ラップ。」 「歌いたいことなんか、ないもん。・・・・・・伝えたいことも・・・」 幼い頃に、覚醒剤中毒の母親と最愛の姉を亡くし、 天涯孤独となった彼だが、唯一信じてくれる親友がいて・・・・・・ 職場の上司に殴られ、流血しながら売人を続けてゆく中で、 彼の心に宿るものとは? 千原ジュニア氏、真造圭伍氏、藤井健太郎氏、渡辺志保氏、 の錚々たるメンバーが大絶賛の超話題作!!!! 音楽に救いを求める人々を描く、極限の人間ドラマ。
掲載誌
ユーザーレビュー
-
-
Posted by ブクログ
渡辺志保さんが帯でコメント、社会の底辺に散り積もったビートとリリック、というのを読んで、本屋で偶然見つけた本作品即購入。
ビートとリリックによくなりうるなというくらいのどん底が、ひしひしと、涙目と薄ら笑いを繰り返す主人公雪人の表情から伝わりそれは目を背けたくなるくらいのどん底で、今の大阪でこんなん、、、、?!て思うけどそれが現実なんだろう。
部屋、ライブハウス、街、細かい描写がとてもリアルでそこからもひしひしとなんか電気ショックのようなビリビリ感がある。
アメリカのシアトルで撮影された子供たちをよろしくという映画でも思ったが、ストリートチルドレンやそれに近い子らは、誰と一緒にいるかが命に関わる -
-
Posted by ブクログ
絶対に読んで欲しいからネタバレに近い野暮な事は書かない。
これはヒップホップを題材にした漫画である。ここだけ聞くと普段ヒップホップに馴染みのない人は取っ付きにくく感じるかもしれないが、たとえヒップホップを聞いたことがなかろうとそれはさして問題ではない。なぜならばこれはヒップホップ漫画ではないからだ。ヒップホップはあくまでも表現方法、これは主人公「大路雪人」の物語なのだ。生きにくい令和の世を生きる若者たちの人間賛歌だ。
作者の薄場圭先生にとって、デビュー作となる?今作。1巻のラスト1話から感じるとんでもない胆力たるや。すごい、すごい構成だ!
鳥嶋 和彦a.k.a.ドクターマシリトが連載漫画に