作品一覧

  • 大嫌いな世界にさよならを
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    高校生の絃は、数年前から他人の頭上にあるマークが見えるようになる。嫌なことがあるとマークが点灯し「消えたい」という願いがわかるのだ。過去にその能力のせいで友人に拒絶され、他人と関わることが億劫になっていた絃。そんなある時、マークが全く見えないクラスメイト・佳乃に出会う。常にポジティブな佳乃をはじめは疑っていたけれど、一緒に過ごすうち、絃は人と向き合うことに少しずつ前向きになっていく。しかし、彼女は実は悲しい秘密を抱えていて…。生きることにまっすぐなふたりが紡ぐ、感動の物語。
  • 雨上がりの空に君を見つける
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    高1の花蓮は人の感情が色で見える。おかげで空気を読むのが得意で、本音を隠して周りに合わせてばかりいた。そんな中、何故か同級生の蒼空だけはその感情の色が見えず…。それに、自分と真逆で意思が強く、言いたいことをはっきり言う蒼空が苦手だった。しかし、本音が言えない息苦しさから花蓮を救ってくれたのは、そんな蒼空で――。「言いたいこと言わないで、苦しくならないのかよ」花蓮は蒼空の隣で本当の自分を見つけていく。そして、蒼空の感情だけが見えない理由とは…。その秘密、タイトルの意味に涙する。感動の恋愛小説。
  • 拝啓、私の恋した幽霊
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    幽霊が見える女子高生・叶生。ある夜、いきなり遭遇した幽霊・ユウに声をかけられる。彼は生前の記憶がないらしく、叶生は記憶を取り戻す手伝いをすることに。ユウはいつも心優しく、最初は彼を警戒していた叶生も、少しずつ惹かれていき…。決して結ばれないことはわかっているのに、気づくと恋をしていた。しかし、ある日を境にユウは突然叶生の前から姿を消してしまう。ユウには叶生ともう会えない“ある理由”があった。ユウの正体はまさかの人物で――。衝撃のラスト、温かい奇跡にきっと涙する。
  • いつか憧れたキャラクターは現在使われておりません。
    4.6
    いくつキャラをこえれば、私は私になれる? 15歳の時に明澄俐乃のために作ったVRキャラクタ-≪響來≫。ただのキャラクターであったはずの彼女が19歳の成央の前に現れた。 響來の願いで再会する成央と俐乃。19歳の俐乃は芸能人となり、誰よりも輝きを放っていた。居場所を求め、傷つきながらも一人走り続ける彼女を見て、成央は15歳に置き去りにした感情を思い出す。 保健室で見た、「はじめて」の瞬間。 二人だけしか知らない、甘い時間。 そして、叶えられなかった約束。 鮮明に、克明によみがえる憧れと葛藤の欠片たちは、成央に突き刺さる。 19歳の現実と理想に向き合う中で、二人は本当になりたかった自分と、なれなかった自分を思い出していきーーやがて、響來が現れた本当の意味を知る。 第17回小学館ライトノベル大賞受賞作。キャラクターと葛藤が紡ぐ、優しくも切ない青春ファンタジー。 ※「ガ報」付き! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
  • さよなら、灰色の世界
    4.8
    高1の楓は、いつも友達に意見を合わせてしまい、自分を見失っていた。そんなある日、色が見えなくなる『灰色異常(グレーエラー)』を発症し、人の個性を表すオーラだけが色づいて見えるように。赤や青、それぞれ色があるのに、楓だけは個性のない灰色だった。そして、それを同級生の良に知られて……。自分とは真逆で、意志が強く、意見をはっきりと言う良が苦手だった楓。しかし、良は「どう見られるかより、好きな自分でいればいい」と言ってくれて……。良と関わる中で、楓は“自分の色”を取り戻していく――。
  • さよなら、灰色の世界

    Posted by ブクログ

    ついつい自分の気持ちを押し込めて相手のことばかり気にしてしまうってことあると思う。
    自分の意見をきちんと言えずに悩んでる人に呼んでほしい

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    2024年01月18日
  • さよなら、灰色の世界

    Posted by ブクログ

    だいぶ前に買っていたものの、テストが重なり読めていなく、今日読み始めました。
    ストーリーが良すぎてのめり込んでしまって3hくらいで読み切りました。
    ネタバレを書きたくないので本の内容は書きませんが、まじで読んでほしいです。
    本の世界観に浸ってしまうタイプなので、小説を読むのに勇気がいるのですが、余韻に浸ってしまうのが後悔にならないほどいい作品です!
    色が戻った時の表現の仕方も良すぎるので探してみてください。泣けます。

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    2023年11月24日
  • さよなら、灰色の世界

    Posted by ブクログ

    表紙も可愛くて自分好みでした。内容も入りやすくてとても良い内容でした。恋愛も系も入って良いと思います。主人公が自信をついたのがグットと思いました。

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    2023年09月19日
  • いつか憧れたキャラクターは現在使われておりません。

    Posted by ブクログ

    めっちゃ良かったー…。
    ふらっと表紙買いで、ふわっと想像してたのとは全然違う方向に行くから、「これ世代の子には刺さるだろうけど私にはどうかなー」と油断してたら刺されましたよねー日本刀で。
    まさかの今際の際にこう思って死にたいと思ってた言葉が(そういうシチュエーションではなかったけど)お出しされて、あーすごいこんなニッチなとこから全世代に共感されるような普遍的なテーマに持って行くんだー…半分くらいから最後まで一気読み楽しかったー!
    …だから小説って最高なんだよな!

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    2023年09月03日
  • いつか憧れたキャラクターは現在使われておりません。

    Posted by ブクログ

    実にガガガ文庫の新人賞らしい、ラノベと文芸の合いの子を地で行く作品と感じた。
    15歳の時に俐乃のために作ったVRキャラ・響來が、19歳になった成央の前に突然現れる。響來の登場が、俐乃と成央を再び結びつけ、2人の心を揺さぶる青春物語。
    15歳の頃の青春や葛藤を詰め込んだキャラである響來と向き合うことで、19歳になるに連れて目を背けてしまった、過去の憧れを再び思い出し、葛藤する姿はまさに青春であろう。
    響來の存在や文体はやや文芸的で女性らしい印象であり、結構尖った作品だった印象。好みは分かれそうだが、好きな人には凄く刺さりそう。

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    2023年08月20日

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