作品一覧
-
-
-
5.01巻550円 (税込)見ているだけで心なごむ可愛い動物。自然界の不思議を体験でき、絵本感覚で読み進める大人も子供も楽しめる動物写真シリーズ「クロテンのふしぎ」編。シベリアに住んでいるクロテンの亜種で、北海道にしかいないので、日本国内でクロテンといえばエゾクロテンのことになる。最高級の毛皮目的に昔は乱獲され続け、絶滅が心配されるほどまでに激減した悲しい歴史が残っている。近年はずいぶん増えてはいるが、依然としてなかなかお目にかかれない珍しい小動物。恋の季節に夜な夜な行われる求愛の様子はとても情熱的で、場所を移しながらの追いかけっこと戯れ合いが、長い時間繰り返される。獰猛な性格なのになぜかオス同士で仲良く戯れ合う姿もよく見られる。クロテンには未だ知られていない習性と生態が多く、魅力いっぱいの不思議な小動物。
ユーザーレビュー
-
Posted by ブクログ
愛くるしいエゾクロテンの写真がたくさんで、本自体も手のひらサイズで可愛らしい。
エゾクロテンは、冬場の雪の上の足跡はよく見かけるけれど、今まで一度も実物を目にしたことがないので、貴重な写真の数々でした。野生の実物を見るためには、真夜中の森の中にしばらく潜伏しないといけないかもしれない(繁殖期の2月頃が良いかも?!)。
夏に交尾をして3月に妊娠するという体の不思議について、またオス同士で戯れる写真もあり(エゾクロテンにはどうやらゲイが多いそうだ)、興味深い。
全身真っ黒のシベリアのクロテンと違い、エゾクロテンはなぜ白っぽいのか?などなど、色々と興味が湧いてきた。生態についてはまだ知られていない