キャサリン・アーデンの作品一覧

「キャサリン・アーデン」の「冬の王」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 熊と小夜鳴鳥
    4.1
    1~3巻1,400~1,699円 (税込)
    ルーシ北部の領主の娘ワーシャは、変わった少女だった。人には見えない精霊を見る力をもっていたのだ。だが母が亡くなり、新しい母アンナがやってきたことで、彼女の運命は一変した。アンナは熱心なキリスト教徒で、精霊を悪魔と呼び、怯え嫌ったのだ。さらに都から派遣された司祭が村人の精霊信仰を禁じたため、本来人々を悪しきものから守っていた精霊たちの力が弱くなってしまった。ある冬、村を極寒と夜の化け物が襲った。ワーシャは精霊を助け、化け物と戦うが……。心のままに自由に生きようとする少女ワーシャの闘いを描く、三部作開幕。
  • 熊と小夜鳴鳥

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    ネタバレ

    三部作を一気読みしてしまった。

    良質なファンタジーは良いですね。
    これがラノベだったらと想うと、ゾッとします。歴史考証ガッツリの上に構築された本格の幻想。最高に美味しい三部作でした。

    0
    2024年01月11日
  • 熊と小夜鳴鳥

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    ネタバレ

    スラヴ系?の名前に苦心しながら読みふけった。おっっもしろ。続編楽しみ。
    馬を自在に操れて精霊を信じていて神を信じないだけで気狂い(いい言葉ではないのはわかってる、念のため)の女と呼ばれてしまう勇敢なワーシャ。村の人間からはコソコソ陰口言われる。もうこの辺から嫌〜な感じがすごい。
    西洋(この舞台は旧ソ連圏内なんですが、大きなくくりとして)系ファンタジーはどうしてもキリスト教(正教会)の否定というか脱却、過去の精霊たちや神々とのつながり素晴らしいみたいな話になりがちよね。仕方ないのか。キリスト教ってそういうものを迫害してきた歴史あるし。
    作者・訳者あとがきでなお驚く。史実をベースにしてるっぽい?す

    0
    2023年08月08日
  • 塔の少女

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    ネタバレ

    熊と引き換えに父親が死んでワーシャは魔女として皆から追われ旅に出る。少年の格好をして愛馬ソロヴェイと共に困難を乗り越え成長していく。姉や兄との再会、盗賊からさらわれた娘たちの救出、魔術師との闘い、その影に寄り添うように冬の王が危機のたびに現れ助けてくれる。二人の間に何かが生まれ育っていくのが感じられる。だからこの巻の最後はショックでした。
    冬の王などの伝説神話の世界がキリスト教の閉じられた世界に侵食されていく様子、ロシア黎明期のモスクワのハン一族との攻防など歴史物のような奥行きがあって面白い。また虐げられていた女性たちの在り方なども考えさせられる。

    0
    2023年07月26日
  • 魔女の冬

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    冬の王
    三部作の三

    ワ―シャの戦いは終わりを迎える。マロースカとメドベードとの関係にも変化が訪れる。領主の娘としては異色の心の少女は多くの出会いの中で自立した女性になっていく。
    ぎゅーーっと縮こまっているときも、うわーっと広がっているときも彼女はやっぱりワ―シャだった。

    それはとても気持ちのいいこと

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    2024年02月04日
  • 熊と小夜鳴鳥

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小夜鳴鳥が馬の名前だとは思わないじゃん?
    精霊っぽいから姿を変えられるのかもしれないけど。
    両親を亡くした3人はこれからどうするのか。兄が大公に挨拶に行くから次巻の舞台はモスクワなのかな?
    しかしこんなに不美人を明言されてるヒロインも珍しい。カエルだのイタチだの酷い言われようw

    0
    2024年01月31日

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