トニモリスンの作品一覧
「トニモリスン」の「暗闇に戯れて 白さと文学的想像力」「青い眼がほしい」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「トニモリスン」の「暗闇に戯れて 白さと文学的想像力」「青い眼がほしい」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
フォークナーの「アブサロム アブサロム!」を読み、彼を敬愛し、習った作家群にいるトニ、モリスンを久しぶりに手に取りたくなった。
そこで「ビラヴド」「青い眼が欲しい」を立て続けに・・たまたま 返却に行った際、返却棚にあったこれをチョイス。
薄いと思った私を小ばかにされそうなほどの難解さ。
読み下すのに呻吟・・まさにそういった大学の講義を聴いている感覚に浸った。
皆さんが書いてあるように、解説で目から鱗。
真っ暗悩みを手探りで歩いた後、フットライトを受け取り、周囲の景色が見渡せた想い。
モリスンの聡明さは、思っていた以上で素晴らしい。
100年経ても生き残る存在に挙げられると思える。
無知
Posted by ブクログ
女性ノーベル賞作家の四作目。
白人の庇護を受けて育った娘と、黒人だけに囲まれて育った青年。男女の心の葛藤が良く表現されている恋物語…などという単純なものではなかったです。
文化的に異なる環境で育ったが故に、娘は相手を辛辣な言葉で非難したり蔑んだりしてしまいます。相手にも育ってきた環境や世界観があるなかで、白人世界で育ってきた価値観を振りかざし、ただ自分に迎合させようとするのは、いかがなものかと考えてしまう。そういった相手を尊重しない文化的な軋轢を男女関係を使ってよく表していると思います。しかも、それを白人と黒人ではなく、黒人同士で描き切っているのですから。
ただ、この小説は読書初心者や海外