作品一覧

  • モナドロジー 他二篇
    4.1
    「モナドには窓がない」という言葉で知られる単純な実体モナド.その定義に始まり,モナドが織りなす表象,予定調和の原理,神の存在と最善な可能世界の創造,物体の有機的構造,神と精神の関係まで,広範な領域を扱うライプニッツの代表作.「理性に基づく自然と恩寵の原理」ほか,関連する論文と書簡などを併収.新訳.

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  • モナドロジー 他二篇

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    世界は無限といえるほどのモナドによって構成されており、
    このモナドには、部分はなく、縮小や拡大といった性質もなく、単一性でそれのみで完全な非物質的なものとして存在する。
    このモナドは宇宙が始まった時からあり、今後も宇宙が存続する限り存在し続けるもの。
    0から生まれたものではないものは、消滅もしない。宇宙が存在し続ける限り存在し続ける非物質的なもの。
    この非物質なものが、物質的なものに作用して、その形質や性質等を決める。
    例えば、動物のモナドのことを魂という。
    その魂の性質に合わせた動物の形態をとる。
    人間にも動物にも魂はあるが、人間の魂は自己を認識し因果関係を理解する反省的思考を持つために、他

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    2021年01月05日
  • モナドロジー 他二篇

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    体調にあわないか?体質にあわないか?
    あまり読めず

    ライプニッツのモナドロジー
    モナドロジーまでは読んだが、ほかの著作は読めず

    ライプニッツの業績、その広さ、数学的感覚なんかはとても面白く感じるけども、なんか、モナドロジーは、ちょっといまいちよくわからん

    性質は、ひとつひとつのモナドでなく、やはりモナドとモナドとの組み合わせや構造から生まれるのでは、と思うけど、それは原子論なのか
    形而上学的原子論とでもいうのか?
    どうも腹に落ちない

    ただ、なんとなーくはわかったので、必要性がみえたらまた戻ってこよう

    次いこ

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    2019年12月08日
  • モナドロジー 他二篇

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    性質が量に先立つ。
    量は性質が生む。1と言えるならば、その大きさが観測できているので、つまりよりちいさな、その性質が示す量の可能性を、その観察者が示唆している。観察対象の量が観察の精度限界と同等なら、その観察は不可能である。無と実質的に区別がつかない。
    性質が時空間に先立つ。
    ある観察方法で分解可能なある性質があり、その性質は分解可能な性質まで還元できるまで我々が認知可能なら、ある法則性、配慮によってある次元で同等と言える条件でその因子が認められるとき、その性質因子か損複合体がある時空間を占めていると認識する。
    時空の次元分解は配慮の因子分解と対をなす。
    時空の次元への時間性の割当は配慮が生む

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    2019年06月13日
  • モナドロジー 他二篇

    Posted by ブクログ

    人間の意識も身体も自然もすべて一つの神。意識と身体はつながっている。自然は神そのもの(神は人格的存在とみるキリスト教を否定)。▼人間は自分の意志で自由に動いているのではなく、神の意志の下で動いている(脳科学によると、意識は行動よりも後に生じる)。神は一人一人の人間に役割を与えている。▼世界は精神的な存在。それはバラバラに分割できる。分割された最小の観念上の点が世界を創る。最小の点は最善の世界を創るように神によってプログラムされている。世界は偶然できたものではなく、最小の点たちが予定通り調和した結果。ライプニッツ

    自卑的で謙虚だと見られる人は、大抵の場合、名誉欲が強く、ねたみ深いものである。▼

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    2023年05月21日
  • モナドロジー 他二篇

    Posted by ブクログ

    モナドなるものの大前提として、神という概念がある。この時代においては「神」という存在は大前提だったことがみてとれる。
    意外なほど簡潔で、それゆえにモナドロジーとはなんぞやという点は難解に感じる。しかし、併録されている論文や書簡においてやや異なる角度で語られるため、なんとなくの理解を補間してくれる。
    訳はとても読みやすい。

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    2019年05月03日

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