ニック・チェイターの作品一覧
「ニック・チェイター」の「心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学」「言語はこうして生まれる―「即興する脳」とジェスチャーゲーム―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ニック・チェイター」の「心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学」「言語はこうして生まれる―「即興する脳」とジェスチャーゲーム―」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
就活中に考えた「人生の目的」とか、流行中のMBTI診断とか、Strength Finderとか、本当の自分(の強み)を見つけよう、とか、全部疑わしく思えてきた。
本書に照らして言うならば、個性とかアイデンティティとか言うものは、今日まで生きた過程で得た経験の解釈(意味の押し付け)の中で最も馴染んだもの、程度のものであって、実際にはそれらに基づいて行動がされるわけではないんだな、と感じた。
にも関わらず、就活や転職活動で「あなたの軸は?」とか過去から今、これからやりたいことへの一貫性を問われるのは、都度都度の解釈で生きている、と言うことの説明を他人へすることの難しさからきているような気もした。
Posted by ブクログ
コミュニケーションについて興味、関心があれば読むべき本。認知科学者二人による。事例による例示が多い。
私自身の興味分野でもあり、かつ、かなりの分量、結論→説明の順でない、などの体裁により読むのには一苦労。1日かかってしまった。
ヴィトゲンシュタインな哲学論考、言語ゲーム。コミュニケーションの基本となるジェスチャーゲーム。ノーム・チョムスキーの生成構文。などが本書のキーワード。
本書における筆者の主張。そのひとつが言語に正解はないということ。また、法則があるようで実は例外もたくさんあるということ。生活や文化的な背景によりその言語の利用が制限されてしまうということ。
言語に対する絶対視。正解を求め
Posted by ブクログ
普遍文法への真っ向勝負。
言語は文化的な産物なのだという主張は、近年の言語生得説に対する見方とは違う観点を学ばせてもらいました。
最後のAIへの知見は、シンギュラリティ到達に戦々恐々としている私としては安心材料の補強になりました。ChatGPTが世間を賑わせていますが、無数のデータの蓄積を統計的に紡ぎ合わせているだけで人間的な相互関係を加味したやり取りにはまだ至っていないのだという。でも、ニューラルネットワークの底力はムンムン感じますよね。
後は、「3000万語の格差」についての言及で、子どもに単に単語数を稼いで浴びせまくるのではなく、家族との会話に引き入れて相互作用を組み入れることが肝