作品一覧

  • タリバン台頭 混迷のアフガニスタン現代史

    Posted by ブクログ

    著者が記すように、イスラームという縦糸と、民族という横糸がおりなすのがアフガニスタンという国である。

    だがメディアでは、縦糸のみが強調されがちである。本書は縦糸と横糸、そしてその絡み合いを理解するために必要な基礎知識を得ることが出来る。

    女性の教育や公の場でのヘジャーブ着用問題が深刻な問題なのだが、それだけで全ての問題が解決するわけではないこの国の問題の深刻の一端を、本書をきっかけに理解できるとおもう。

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    2022年06月03日
  • タリバン台頭 混迷のアフガニスタン現代史

    Posted by ブクログ

    広く深い地域研究の中身を、一般読者が或る程度理解出来るように、適当な分量で纏めるという、好い意味で新書らしい一冊だと思う。
    本書は、最初の方にタリバンが政権をまた握ったという出来事の周辺が綴られ、少し過去、更に過去、そしてアフガニスタン社会の歴史の概略、最近の動向を改めて考察というような各章が積み上げられている。何かアフガニスタンを立体的に概観することが叶ったように思う。
    アフガニスタンは様々な要素が重なって来た地域で、複雑な模様の織物のような社会であった。現在でもそういう要素は多く在る。しかし過去数十年間の経過で、複雑な模様の織物が解けて糸の集まりのような様相を呈してしまっているということが

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    2022年04月12日
  • アフガニスタンの素顔~「文明の十字路」の肖像~

    Posted by ブクログ

    この内容を日本語で、しかも新書で読める幸せをかみしめたい、そんな作品。

    日本のアフガニスタン現代政治研究の第一人者である著者が、1年前ぐらいまでのアフガニスタン情勢を書き上げた本書。特定のイデオロギーによらず、かの国やターリバーンを描き上げる筆力はさすがとしかいいようがない。

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    2023年08月12日
  • タリバン台頭 混迷のアフガニスタン現代史

    Posted by ブクログ

    KITE RUNNERを理解するために買ってみた。
    中東は日本人である自分にとってなんとなくミステリアス。
    イスラム教は面白い。

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    2023年10月09日
  • タリバン台頭 混迷のアフガニスタン現代史

    Posted by ブクログ

    タリバン台頭についての歴史及びアフガニスタンの習慣からざっと記載したものである。何も知らない人向けなのかもしれない。中村医師の殺害とアフガニスタンパキスタン間の水争いは言及していないので、中村医師殺害以前に書かれたと思われる。
     これを読んでもよくわからないことが多い気がする。

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    2022年07月23日

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