作品一覧

  • はじめての精神医学
    4.0
    1巻770円 (税込)
    うつ病、統合失調症、認知症、パーソナリティ障害……さまざまな精神疾患の具体的な症状や治療法を解説。さらには「精神医学とは何なのか」「精神医学に何ができるのか」までを問いなおす。
  • 統合失調症
    4.2
    1巻836円 (税込)
    幻覚や妄想が生じるが、病識の欠如のため本人はそれを認めない。青年期を中心に100人に1人近くが患うこの病気は、社会生活への影響が生涯にわたるのにあまり知られていない。経験ある精神科医が症状、経過、他の精神科の病気との違い、リスク因子、治療、歴史と社会制度などをわかりやすく解説する。

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  • 統合失調症

    Posted by ブクログ

    若くして京大教授になられた著者はバランス感覚の優れた人で、しかも精神医学の医学として、科学として押さえるべきところは押さえる姿勢には常々好感を持っている。本書は一般向きの本であるが、専門官が読むと、一般の人に出来るだけ誤解を内容に説明するには、このように説明すればという発見があるし、一般の人にも読みやすいのではないだろうか。メンタルヘルスではなぜか最も多い疾患でありながら一般書がないなかで、一般への啓もうとしても良書と感じた。

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    2024年02月02日
  • 統合失調症

    Posted by ブクログ

    836

    村井 俊哉(むらい としや、1966年 - )
    日本の精神医学者。京都大学医学部教授。大阪府生まれ。1991年京都大学医学部卒、98年同大学院医学研究科修了、「局在脳損傷にともなう重複記憶錯誤について」で医学博士。マックスプランク認知神経科学研究所、2001年京都大学医学部附属病院助手、2002年京都大学医学研究科精神医学教室講師、05年助教授、07年准教授、09年教授。


    これはかなり良い本だった。統合失調症って鬱とか双極性障害よりどういうものかイメージしづらかったけどこれ読んでイメージしやすくなった。客観的で分かりやすく書かれてる。



    なお、妄想には、自分は高貴な家系の子孫

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    2023年08月26日
  • はじめての精神医学

    Posted by ブクログ

    大変に丁寧かつ誠実な本で、ちくまプリマー新書の好例。精神医学の対象となる病気の具体例をみていく第1部から、そもそも「こころの病気」「精神医学」とは何なのかと考える第2部に至る構成も秀逸。

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    2022年03月28日
  • 統合失調症

    Posted by ブクログ

    ドーパミン仮説は知っていたが異常セイリエンス仮説は知らなかったので勉強になった。
    ヤスパースが精神医学を納めていたことも初めて知った。説明と了解についての解説も分かりやすい。
    各事象を平明に説明してくれているし、薬や治療の歴史も辿れるので俯瞰するのに丁度良い。
    妄想については深く考えた事は無かったけど筆者の意見で改めて考えさせられた。

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    2020年11月12日
  • 統合失調症

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    統合失調症について、精神科医の視点から述べている。定義、症状、統合失調症患者のケーススタディ、患者のケア、社会との関わりなど。私の興味は統合失調症の生理学的モデルで、文中で説明のあったドーパミン仮説から発展させた異常サリエンス仮説は、生理学的な考えに心理的なサポートも加えていて、患者の主観をより説明できていて納得した。

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    2020年05月12日

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