作品一覧

  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙
    続巻入荷
    3.8
    1~11巻750~850円 (税込)
    長屋で一番えらいのは猫!? だとすると、長屋で起こる奇怪な事件を解決するのは、いったい……。江戸の根津宮永町にある「鯖猫長屋」は、鯖縞模様の三毛猫が一番いばっている長屋なので、そう呼ばれている。サバという名の、長屋を“仕切る”不思議な美猫(いろおとこ)は、炊きたての白飯しか食べない超わがままもの。そんな長屋に、わけありの美女や怪しげな浪人者が越してくる。次々に起こる不可解な事件に、途方に暮れる長屋の面々。そこに「成田屋」の異名をとるイケメン同心も登場。サバの飼い主である猫専門の売れない画描き・拾楽が、事件を解決しようとするのだが――。解説の時代劇評論家・ペリー荻野氏も、続編とドラマ化を切望! 心がほっこりあたたまる、大江戸謎解き人情ばなし。丹地陽子さんがカバーに描いたサバの凛々しい姿に、一目ぼれすること間違いなしの、猫小説です!
  • 甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺
    3.7
    1~5巻781~880円 (税込)
    菓子職人の兄と番頭の弟。上菓子屋兄弟の繁盛記。「藍千堂菓子噺」シリーズ第1作。 両親亡き後、叔父に実家を負われた晴太郎と幸次郎。 兄弟は、かつて父の許で修業していた職人の茂市と一緒に、 菓子司「藍千堂」を開く。優しい職人肌の晴太郎と、 しっかり者で商才に長けた幸次郎は、亡き父の教えを守りながら、 叔父の嫌がらせにも負けず、知恵と工夫を凝らした季節の菓子で店を切り盛りする。 解説=大矢博子 ※この電子書籍は2013年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 朝日文庫時代小説アンソロジー 家族
    4.0
    1巻880円 (税込)
    居酒屋「だるま」を営むおつやは、姑との確執から13年前に離縁していた。夫のもとに残してきた一人息子のいまの暮らしぶりを耳にし、心が揺れる……(藤原緋沙子「雪よふれ」)。第一線の女性作家それぞれが「家族」をテーマに描く珠玉の6編。文庫オリジナル。
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(十一)

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    しかし貫八ってばこりないやつだw
    なんだかんだで動こうとする猫の先生こと拾楽。
    なのにおてるさんも、サバとさくらもなんだか???
    拾楽が時折とはいえサバの言葉がわからなくなったなんていうのも気がかりだし。
    怪しい水を売りつける詐欺の調査のはずが、とんでもないことがわかってくる。
    1番の被害者は「はち」だね。犯人には同じ目に合わせやりたい。
    拾楽とおはまの仲、進展はありやなしや。
    すぐにでも次が読みたい。

    0
    2024年05月12日
  • 晴れの日には 藍千堂菓子噺

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    一話を読んだときは、登場人物に思い入れができず、もう続編は読まないかなと感じましたが、読んで良かったし、次を読みたくなりました。悪に立ち向かう藍千堂兄弟とその知己の人々の温かさ。段々と引き込まれていきます。作者の巧な仕掛けがなんとも温かく楽しいなと感じます。

    0
    2024年03月31日
  • 子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺

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    文庫書き下ろしの3編で、シリーズ4作目
    3編とも菓子の工夫より親子の問題が中心。

    「友との別離と練り羊羹」
    娘のおさちに初めてできた友達”おとみ”の母親がいなくなったという。実は未亡人になっていた母親が再婚して置き去りにしたというので、藍千堂のみんなと百瀬屋のお糸お早が事情をさぐって、無事に母親の兄夫婦に引き取られる。
    おとみが最後に母親と食べた羊羹のほうが、藍千堂の羊羹より美味しいと感じた理由を晴太郎はさちにおしえる

    「恋しい母と桐の花」
    今度はおとみが行方不明になる。幸いお糸が出会って藍千堂に連れてくるが、再婚した母親に連れ出され、逃げたという。藍千堂に探しに来た母親におとみは会わない

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    2024年01月29日
  • 想い出すのは 藍千堂菓子噺

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    文庫書き下ろし

    父と叔父が築いた上菓子屋「百瀬屋」が、父の死後叔父に独占され、追い出された晴太郎・幸次郎の兄弟が父の弟子茂市と興して、人を幸せにする菓子作りを目指す「藍千堂」シリーズ3作目。

    第1話 梅薫る「ちいさ菓子」
    材木問屋の若旦那が梅見に連れて行くと約束したものの、忙しさに取り紛れているうちに目の見えなくなった祖母のために「目を悪くしたものにも見える梅の菓子」を依頼してきた。
    晴太郎たちは、梅酒に使った梅を摺り下ろして白あんに混ぜた小さな薯蕷饅頭を作って花びらの形に並べて杉の折に入れる。触れて、嗅いで、味わって祖母は梅見ができたと喜ぶ。

    第2話 秘めたる恋の「かすていら」
    売り出

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    2024年01月05日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(十)

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    この巻は、「鯖猫長屋」に入居したいという元拝み屋の男を、差配の磯兵衛が追い払うところから始まる。しつこく食い下がるその男は、今は「呪い札」を書いて怪しげな商売をしているというが、「鯖猫長屋」に近づいて、一体何を企んでいるのか。
    訳ありの蘭方医も長屋をうかがうなか、美猫(いろおとこ)サバの飼い主、いや子分で猫専門の画描きとして長屋で暮らす拾楽は、仄かな想いを寄せあうおはまから、ある頼み事をされる。
    様子見を決め込むふりをしながら気を尖らせているサバは、その時――。
    シリーズ累計40万部突破!
    長屋を“仕切る"猫と、その子分の画描きが事件に立ち向かう「大

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    2023年07月29日

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