東京電機大学の作品一覧

前文の、高校生読者を想定して書かれたと思われる壮大な思いに頭が下がります。
化学の偉人たちのお話で、間に入っている化学コラムは難しいことが書いてあるけど、本文は、その人に焦点をあてたお話なので、全く化学に馴染みのない身でも、なんだか身近に感じて読みやすい。

化学ってすごいなぁと素直に思いました。
そして、20世紀の化学者たちが、その科学技術の利用のされ方に葛藤していたことも、伝わってきました。
高校時代にこんな本に触れていたら、目指す世界、生きる世界が少しは違ったかも⁈
(そんな素直な高校生ではなかったかも、、、とも思いつつ)

一人につき、見開き2ページの紹介
紀元前から現代に至るまで科学の偉人たちの業績を、その偉人の知的かわいいイラストを添えて紹介。
業績
本人の発言（出典も）
エピソード
駆け足で紹介しているので、一人一人の説明は簡単になっているのだがそれはそれで読みやすくなっている。名前は聞いたことあるくらいの人物、名前を聞いたことのない人物、この人たちが「今」を作り上げたと思うと感慨深い。