作品一覧

  • 楼蘭王国 ロプ・ノール湖畔の四千年
    5.0
    1巻990円 (税込)
    前二世紀から五十年余り、楼蘭王国は歴史上にその姿を現した。だが、四千年前のものとされるミイラ「楼蘭の美女」が発見されたように、ロプ・ノール周辺には太古から独自の文化が花開いていた。前七七年に鄯善と名を改めた後も、「オアシスの道」に点在する諸都市を支配下に置き、繁栄を誇った。辺境の地を舞台に展開した東西文明の交流はどれほど活発なものだったのか。楼蘭の歴史をたどると、人類の壮大な営みが見えてくる。
  • インド哲学10講
    4.3
    二千年以上にわたり重ねられてきたインドの思想的営みから,私たちは何を学ぶことができるのか.世界のなりたち,存在と認識,物質と精神,業と因果,そして言葉それ自体についての深い思索の軌跡を,具体的なテキスト読解をふまえながら学ぶ.難解と思われがちなインド哲学のおもしろさと広がりをとらえる,刺激的な入門書.

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  • ヒンドゥー教10講
    3.0
    古代のバラモン教,さらには四千年前のインダス文明にまで遡るとされるインドの宗教思想はきわめて複雑だが,その教えは密教儀礼や帰依観念など,日本の宗教にも通ずる面をもつ.本質論に陥らず,歴史的・地域的・社会的な重層性に注意しながら,丁寧なテキスト読解によってヒンドゥー教の思考と実践をとらえる,体系的入門書.

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  • インド哲学10講

    Posted by ブクログ

    これは面白い。これまでインド哲学=仏教思想程度の認識しかなかったが、実のところその実態はもっと広大なもので、仏教は寧ろ異端の扱いであることがわかった。
    この世界や様々な物体は何からどうやってできたのか(生成と存在)、人の運命は何によって決まるのか(因果と業)、が本書で扱われている主なテーマだが、これだけでも古代インド人の思考スケールの大きさに驚く。
    運命に関することは現代でも答えがないが、世界の成り立ちや物質世界の構造は2000年の時を経て科学があらかた解明してしまった。それらを知っている我々から見るとブラフマンによる創世とか前世の業など『たわごと』の類にしか見えないが、当時としては最新の科学

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    2022年07月31日
  • 楼蘭王国 ロプ・ノール湖畔の四千年

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    前二世紀から五十年余り、楼蘭王国は歴史上にその姿を現した。
    だが、四千年前のものとされるミイラ「楼蘭の美女」が発見されたように、ロプ・ノール周辺には太古から独自の文化が花開いていた。
    前七七年に名を改めた後も、「オアシスの道」に点在する諸都市を支配下に置き、繁栄を誇った。
    辺境の地を舞台に展開した東西文明の交流はどれほど活発なものだったのか。
    楼蘭の歴史をたどると、人類の壮大な営みが見えてくる。

    [ 目次 ]
    第1章 史記の中の楼蘭
    第2章 消された楼蘭王国
    第3章 ロプ・ノールをめぐって
    第4章 スタインの登場
    第5章 ミイラが語る楼蘭前史
    第6章 ガンダーラ語の文書を読む

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    2011年04月06日
  • インド哲学10講

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     同じ哲学でも、ギリシア哲学とインド哲学では、後者の方が圧倒的に触れる世界が少ない。本書では、インド哲学の主要な考えを10の講義に分けている。1つ1つの講義は短いページで終わるので、コツコツ読み進めることができた。

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    2020年05月25日
  • インド哲学10講

    Posted by ブクログ

    著者も述べているように、インド哲学の概説書ではない。存在に対して考察している。アプローチが比較的慣れている西洋的なものとかなり違っていて、なかなか難解である。人の名前すら戸惑ってしまう。後半になってようやく仏教との接点が出てくるとすこしわかりやすくなる。何度も行きつ戻りつ読んではみたが、十分理解できたとはいいがたい。概説的なものを読んで、全体像をつかんだうえで、再度挑戦してみたい。評価は暫定的なもの。

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    2018年12月08日
  • ヒンドゥー教10講

    Posted by ブクログ

    ヨーガ。宇宙論的なヴィジョンをもとに瞑想によって精神統一。肉体的・精神的な修行法。宗教的実践の方法。死を克服する方法。アートマンとブラフマンが同一であることをこの世において体験。ヨーガを行う人は「ヨーギン」。

    バクティ。神に向けられた専心。神に専念。信者から神に向けられた情感。▼バクティ運動。ヒンドゥー教。民衆の宗教運動。ジャイナ教と仏教を排除し、インド古来の神々(シヴァ・ヴィシュヌ)への信仰を復興させよう。

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    2023年06月08日

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