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ユーザーレビュー
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匿名
ネタバレ 購入済み良い意味で珍しい作品でした
タソが登場することで物語が一気に動き出します。二人の旅は、アルス一人の旅よりも人間味があるし、単純に二人を見守るのが心地よかったです。特に感動したのが、そのラストでした。アルスが起きるのを待つ描写、タソが死んだあとのなんとも言えない切ない雰囲気、そして最後にアルスがタソのことを覚えていないという事実。とにかく感動しました。それから、ラストだけでなく、第1巻からアルスの記憶喪失の扱いが繊細で、上手いなと思いました。
ただ、そこで終わってもよかったような気もします。少なくとも、時計塔編は終幕にはあまり相応しくないように感じました。打ち切りだったとしたら、仕方がないのかもしれませんが。 -
購入済み
雑誌ならではの楽しみ
水谷緑先生の『こころのナース夜野さん』の単行本を持っており、こちらの作品を追いかけたくてはじめてスピリッツを買いましたが、他の連載作品もとても面白かったです。特にお仕事や研究を題材にした作品は、一話を作り上げるのにどれほどの取材をされたのだろうという読みごたえで、通読してみたくなりました。
単行本派で普段はほとんど雑誌を買わないのですが、自分が知ろうとも思わなかった分野に、お話しの展開の面白さや情動を誘う作画で連れていってもらえるは、雑誌を読むからこそ味わえる楽しみなのかなと思いました。