作品一覧

  • グレート・ギャッツビー
    3.9
    1巻715円 (税込)
    絢爛豪華な邸宅に贅沢な車を持ち、夜ごと盛大なパーティを開く男ギャッツビーが、ここまで富を築き上げてきたのはすべて、かつての恋人を取り戻すためだった。だが、異常なまでのその一途な愛は、やがて悲劇を招く。過去は取り返せると信じて夢に賭け、そして砕けた男の物語。リアルな人物造形によってギャッツビーの意外な真実の姿が見えてくる新訳!
  • 若者はみな悲しい
    3.6
    1巻770円 (税込)
    理想の女性を追いつづける男の哀しみを描く「冬の夢」。わがままな妻が大人へと成長する「調停人」。親たちの見栄と自尊心が交錯する「子どもパーティ」など、本邦初訳4篇を含む9篇を収録。アメリカが最も輝いていた1920年代を代表する作家フィッツジェラルドが、若者と、かつて若者だった大人たちを鮮やかに描きだした珠玉の自選短編集。
  • グレート・ギャッツビー

    Posted by ブクログ

    読めば読むほど味がする最高の小説。好きすぎて英語版も買った。難解な文章が多くて、翻訳者のセンスが試される。
    ギャッツビーの「ッ」が気になって仕方ない。
    ぶつ切りな文章が多いが全体的に良かった。

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    2023年12月15日
  • グレート・ギャッツビー

    Posted by ブクログ

    初読。村上春樹訳も読んでみたいがこちらもすごく良かった。文章が独特かつ非常に美しい。(原文読めないけど)これはフィッツジェラルドの技術でもあるし、訳者の小川高義氏の手腕でもあるのだと思う。語り手からギャッツビーへの目線は淡々として中立的なようで、彼なりにギャッツビーに寄り添っているのがわかる。父親に関係を問われてすぐ「親友でした」と答えるくだりがよい。ギャッツビーがただ一人愛した存在であるデイジーが、後書きで触れられているような「頼りない、不安定な夢」であることが奇妙な誤読感に繋がっているように思う。

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    2023年06月11日
  • グレート・ギャッツビー

    Posted by ブクログ

    何回目かわからないぐらい読んでいるけれど、今回は津村さんの世界文学の紹介をきっかけに再読。
    フィッツジェラルド節満載で相変わらず文体がカッコいい。そして前回読んだ村上春樹訳とはまた違った味わいがある。こちらの方が読みやすい。
    全員がどこかしら一癖ある西部出身の登場人物達が東部ニューヨークの風に馴染めず、それでもしたたかに生きるトム、デイジー、ベイカーに対し、やはり馴染めずに帰郷する語り手のニック、そして過去よもう一度とばかりに不器用ながら純粋に生きるギャッツビー。誰かに感情移入するということはなく、1920年頃の時代の雰囲気を感じることができる。
    難しいといえばそんなことはないのだけれど、決し

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    2022年10月10日
  • グレート・ギャッツビー

    Posted by ブクログ

    トムとデイジーが大分クズ。特にデイジーは酷い。当時の恋愛事情がわからないけれどギャツビーと浮気したり、またトムに戻ったりふらふらとしていて好きになれないキャラ。ギャツビーはデイジーとトムの5年間をなかったことにすることに固執してしまったがためにうまく行かなかったんだろうなと思う。また新しく始めようとしていれば違った結果があったはず。あと情景描写がとんでもなく丁寧。

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    2021年11月06日
  • グレート・ギャッツビー

    Posted by ブクログ

    その昔、村上春樹のエッセイかなんかで存在を知りながら読む機会がなく、存在も忘れてしまっていた小説。飛行機の中でディカプリオの映画を観たのを機会に手に取った。
    結果、映画を観てから小説を読むのは、とくにキャラの立つ主人公の場合はイマジネーションをそこねると再認識。

    でもとてもよかった。「読み終えた」ということに満足。
    終盤が急ぎ足っぽいのと、デイジーがあほっぽいのが不満。

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    2019年02月11日

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