作品一覧

  • すべては消えゆく~マンディアルグ最後の傑作集~
    3.5
    1巻1,023円 (税込)
    パリの地下鉄、隣の席で化粧を始めた女の姿態に目を奪われたユゴーは、慎みとは無縁な彼女の手に思わず接吻してしまうが……。芳醇な性の悦楽が思わぬ展開を見せる表題作、美少女との甘い邂逅から一気に死の淵へと投げ出される「クラッシュフー」など、シュルレアリスム最後の小説家独自の世界観きわだつ3篇。
  • すべては消えゆく~マンディアルグ最後の傑作集~

    Posted by ブクログ

    評価しずらい作家だよなあー。大げさ、なのかな?なんか共通して、自分等の世界没頭、優先で、周りの世界が見えてない観が濃厚で、そこは牽かれるというか、退かれる所?エロ部分に関しては、女が極めて好き!というより、己の男根、または男性性に違和感、コンプレックスを感じている故の、振りほどく?破壊願望?みたいなのを感じてしまった。多分日常に芸術性を導入すると、皆こんな感じになるのかなー?

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    2021年05月18日
  • すべては消えゆく~マンディアルグ最後の傑作集~

    Posted by ブクログ

    20世紀フランスの作家、
    アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ(1909-1991)
    最晩年の掌・短・中編をピックアップした新訳版。
    信頼という名の暗黙の了解が粉砕され、男を打ちのめす物語。
    某か自分の思い通りに運ぼうと策を巡らし、
    上手く行くかに見えても、
    最後は肉体的あるいは精神的に
    ひどいダメージを食らう男性の姿が描かれているが、
    彼らは衝撃を受けつつ、
    もしかしたら最初からカタストロフを予見していたのでは……
    という疑念も湧いて来る、
    そんな“カッコつけた”道化師が演じる悲喜劇といった趣の、
    捻じれたダンディズムに彩られた作品群。

    ■クラッシュフー(Crachefeu)
     白水uブ

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    2020年05月02日

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